バディアヴィネガーとは
CASTELL DE GARDENY

バディアヴィネガーは1908年に設立された
ヴィネガー作り五代目を迎える当時から変わらぬ家族経営カンパニーです。
ベストクオリティを追求し、現在世界14か国以上に輸出されています。
一流シェフやデリカテッセンショップに
優れたヴィネガーとして選ばれています。

それぞれの世代の貢献を基盤に、
バディアヴィネガーは現在最も高いレベルのポジションにあると言えます。
ワイン醸造学を大学で学んだことを切っ掛けに、
グルメヴィネガーコレクション『カステル・デ・ガルデニィ』が生まれ、
ヴィネガー製造工程も大幅に改良されました。
現在4代目のアウグスティ・マルティAugusti Martiは醸造学者、
5世代目の娘たちジュディは化学専門、
マルタはデザイナーとしてそれぞれ新たなチャレンジを続けています。

一般的なヴィネガーは
どんな風に作られているのでしょうか？

ワインは樽の中にある酸素とのコンタクトに触れると、
バクテリアの影響で発酵しアルコールはヴィネガーになります。
この原始的な手法が過去実施されてきたのですが、
この方法でいつも同じクオリティのヴィネガーを得ることは困難です。

20世紀に入りヴィネガーは工業的な生産が出来るようになり
短期間で大量のヴィネガーが作れるようになります。
新しい通気性を活用した製造法では、
タンクの中に空気を送りこみプロペラで攪拌し泡を作り、
泡の作用で発酵を早く進ませ、
24時間という短い発酵時間でヴィネガーを醸造可能にしてしまいます。

カステル・デ・ガルデニィのヴィネガーは
どんな製造法なのでしょうか？

バディアヴィネガー職人は大学のコラボを得て、
1823年にシュッセンバッハ（Johan Sebastian Schutzenbach）が考案した
クラフト性のあるゆっくりとした製造法を復活させました。

シュッセンバッハ製法ではタンクが並行に3つのセクションに分けられます。
ワインは一番上のセクションに注がれ、
プラスチックボールの入った2段目のセクションにポタポタと垂れます。
このボールのおかげで、
接触面積が広がり空気はゆっくりと下からボールを通過し、
酢酸のバクテリアが形成されます。
ヴィネガーは一番下のセクションで集められ、
ポンプで再度タンクのトップに上げられ、
完全なヴィネガーとなるまで繰り返しこのが繰り返し実施されます。

シュッセンバッハ工程のキイポイント

通常の工業的なヴィネガー生産法よりも10倍時間がかかります。
原材料となる上質なワインのアロマや味をより残した状態で、
ヴィネガーの製造が可能となり
ヴィネガーの味わいがより滑らかものとなります。

私たちの願い

グルメなヴィネガーを思う時、誰もがイタリア、モデナで作られている
甘くて黒いバルサミコヴィネガーを思い出すはずです。
バディアヴィネガーは、スペインの優れた地中海沿岸で育まれたワインから
『新しい世代』ヴィネガー作りだし、
より多くの人にその良さを知ってもらいたいという気持ちから
カステル・デ・ガルデニィコレクションを発表しました。