2009年05月19日

オリーブ品評会

先週世界一のオリーブオイル産地スペイン・アンダルシア地方で開催されたオリーブ展へ行って来ました。この種のオリーブに関するイベントとしては、スペインで最も重要なものなので、ありとあらゆるオリーブに関する商品が販売されていました。最新オリーブの苗の品種から、オイル圧搾用の機械、トラクターなど、専門農家の方々もたくさん参加していました。

勿論、私が特に興味を持っていたのはオリーブオイルだったので、殆どオイル品評会への参加となってしまいましたが、地中海沿岸をメインとする主要産地のオイルが試飲できて大満足!試飲の出来るオイルは140種類あり、香りをかぐだけで魅力あるものから、拒否反応を覚えるものまで色々。でもレベルはとても高いオイルばかりで、オリーブ業界のレベルアップを実感しました。但し、ガイドブックなどで有名なオイルは、今回も印象が悪く、一体ガイドブックというものは、どれを信用したら良いのやら・・・私はやっぱり自分の目で農園や圧搾所を確かめて、作り手を見ないと信用できないタイプのようです。

美味しかったオイルはやはりスペイン、ポルトガル、イタリア、そしてプロヴァンス地方のものが主なもので、モロッコやチュニジアのものはまだまだ改良余地が一杯という印象でした。クロアチアのオイルも香りはとてもよいものがありましたが、感動するものはありませんでした。

オリーブオイルの世界は本当に深いですね。パワジオ倶楽部で販売しているオイルの品質の高さは改めて確認できました。これからも自信満々でお勧めできそうです。

Chiho

2009年05月08日

ワインの樽

スペインやポルトガルでは大量のワインが生産されていますが、ワインの樽は一定の期間使用した後は、ヴィネガー用の樽になったり、安いワイン用の樽に変身したりと色々使い道があります。最後に行き着くのが写真のようなプランターで、とても好ましい環境を美しくしてくれるリサイクルだと思います。

オリーブという樹は無駄な水を必要とせず、水のあげすぎは樹を枯らせてしまう原因になるので、このようなワイン樽を使うには理想的な樹です。勿論、年に一回くらいはニスを塗ってメンテナンスをすることをお勧めします。日本では気候がかなり違うので。

それにしてもどのくらいの大きさのオリーブまでプランターで育つのか、懸念される事なのですが、かなりの大きさのオリーブまで樽で元気に育ちます。それを実証しているのが、今回アップした写真なのですが、多分50年は軽く生きている樹だと思います。肥料と適度の水さえきちんと与えてあげれば、こんな風に元気な姿を楽しませてくれます。


パワジオ倶楽部にしばらく前から並んでいるワインの樽は、ポルトガルでポートワインを作った後、ヴィネガー用に使用され、その後日本に届きました。

庭になるスペースがなくても、こんな風にオリーブをアレンジすれば素晴らしいコンテナガーデンの出来上がりです。

chiho

2009年05月07日

オリーブの手入れ

オリーブ畑はつい先日まで剪定が実施されており、大きな農園では枝を燃やしている様子がしばしば見られましたが、あっという間に夏のような気温になってきたので、剪定も終わりでしょう。

オリーブの古いものは、どんどん根っこが盛り上がって地面から出てきてしまうようで、土を根っこの周りに盛ることも大切な作業のひとつになっています。300年、400年、500年ものなど、あまり古くなると生産率が下がるので、好まない農家も数多くありますが、勿論、古いオリーブを大事にしているところもあります。

日本にはまず無い古いオリーブだけが植わっているオリーブ畑。
オリーブの生命力には感動です!

chiho

 

土で保護されたオリーブ

根っこがどんどん上昇してきている様子が分かります。

2009年04月30日

オリーブが不滅の樹と呼ばれる理由

古代からオリーブが神聖な樹であったことは有名な話ですが、いろいろな理由が考えられます。ギリシャ神話などを読めば、アテネのシンボルツリーとして万能薬であったオリーブが、非常に重要であったことも分かります。

21世紀に生きている私たちが直接その神聖さを確認できることもあるので、今日はそれについてお伝えしたいと思います。

オリーブの苗を植えた時、その時期を間違ってしまったり、水をやり過ぎて苗を枯らしてしまた方は数多くいらっしゃると思います。オリーブはものすごい生命力を持っている樹なので、死んだように見えてもほとんどの場合、それなりの対処を継続すれば復活するか、死んでしまった幹の下から新芽が出てくるのです。

その良い例を先日ある修道院で発見したので、その写真をアップしますが、これはもう相当時間が経過している復活の結果です。黒くなって枯れているのが昔のオリーブの樹の幹。その両側に白っぽい木肌を持って元気に伸びているのが、新しく出てきたオリーブ!信じられないような光景ですが、サイズに関係なくオリーブはこのような特徴を持っています。もし枯れてしまったようであれば、まずは枯れ枝を排除(剪定)し、根をしっかりと守ってあげる作業をしましょう。継続して適切な世話をしてあげれば、このように復活する可能性が非常にあります。

  


古代の人々にとっては、さぞ神聖な光景であったことでしょう。キリスト教の世界でもオリーブは聖なる樹ですし、地中海沿岸の地域では昔からオリーブの木陰に女神が現れることが多いのも偶然ではありませんね。

Chiho

2009年04月25日

ケネディ家にもあるオリーブのロッキングチェアー

パワジオ倶楽部で人気のオリーブの木を使ったロッキングチェアーですが、デザインは伝統的なもので、少なくとも200年くらいの歴史があるそうです。100年くらい前のものなら、まだ使っている家庭も多いとのこと。座面を貼りなおしてスペイン南部では大切に使い続けられています。

使っている内に独特の蜂蜜色になってくるのがオリーブウッドの特徴ですが、人によっては濃いニスを塗ることを好む人もいます。インテリアの色合いによって好みの色がオーダーできることも、このような手作り家具工房の魅力です。


スペインではこのくらいの時期から、ロッキングチェアーもテラスやベランダに運ばれ、夕涼みや昼寝に使われるようになります。冬は暖炉やストーブの近くで、手仕事をしたり読書をしたり、これからのシーズンはアウトドアで欠かせない椅子になります。

ロッキングチェアー1客で、ライフスタイルも変わるかも...

※1客あたりの価格:78,750円(税込)


chiho

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