2009年10月06日

オリーブオイルを保存した古い瓶

今は便利なステンレス製のタンクがありますが、古代から極最近まで(日本で言う戦後まで)オイルやワインは、テラコッタ製の大きな瓶などに保存されていました。どんな味だったのか想像が膨らみますが、今でもこんなテラコッタで保存されたオイルやワインは限られたところで存在します。


私はこの古い瓶が大好きで、古いテラコッタがないパティオや地中海式のガーデンには、魅力が欠落しているように感じてしまいます。長い時間が作り上げる独特の魅力のある風合いが、より植物や建物を美しくしてくれると思いますし、ただ古い瓶があるだけでその空間の雰囲気が落ち着いたものになり、人をリラックスさせてくれます。オリーブの樹にも、そんな効果がありますね。

パワジオ倶楽部にも、そんな贅沢なテラコッタの古いものがいくつか存在します。どれも1点ものなので是非一度ご覧になって下さい。

先日ある知り合いからある高齢者施設にこのような古瓶を置きたいと話がありました。
座ったきりの人、ベッドから起きられない人、そんな方々の心を安らかにしてくれる風景作りに、こんな物語を語っているような古いオブジェを使っていただけたら、はるばるスペインから旅した甲斐もありますね。

写真は大好きなプチホテルから

chiho


2009年10月04日

公園のオリーブ

日に日にオリーブの実が変化していますね。
お家でオリーブを育てている人にとって、この季節は最大の喜び。毎日少しづつ変色してゆくオリーブの実は、あまり大きくならなかったものも、プリプリに大きくなっているものも、確実に変色して行きます。

スペインは世界一のオリーブの産地ですから、すごい数のオリーブがそこら中にありますから、どこへ行っても実が生っているいるような印象だと思いますが、都市近辺のオリーブはかなり放置されているものもあり、そういう手入れの施されていないオリーブには、全く実がなっていません。

今日は近所の公園にあるオリーブをご紹介します。

古い井戸がより趣を与えてくれますが、日本にはない風景ですが、手入れが行き届いている庭を見ると日本の灯篭があってもオリーブはすごく合うなと思ってしまいます。

可愛い大きくならなかった実が変色し、素敵な紫色になっている姿を発見しました。
あまりにも可愛くて明日も見に行きたくなってしまいました。

chiho

2009年10月02日

オリーブオイルとラーメン

今日はネットで面白いものを発見しました。かなり前に発売されていたようで、知らなかったのは海外で生活している私だけかもしれませんが、オリーブオイルのことに興味がなければ知らずに通り過ぎてしまうニュースです。

インスタントラーメンで有名な日清食品の塩ラーメンに、オリーブオイルとバジルが入ったバージョンがあるそうなのです!一度も食べたことがないのですが、こんなインスタントラーメン業界もやはり健康志向になっているのかなぁ~と思います。

どうしてもインスタントラーメンが食べたい時は、最後に極上のエクストラ・ヴァージンオイルをかけるといいと思います。味もよくなりますし、健康のためにもお薦めします。


ところで、エコナオイル身体に良くないことが明らかになり始めていますね。オイルのテイスティングに来てくださるお客様も、何人も健康のためにエコナオイルを使っているという方がいらっしゃいました。その都度、一般的にサラダオイルと呼ばれる日本で使用されているオイルは、精製してあるので熱が加えられたり色々な意味で人工的に加工されているので、なるべく使わずにオリーブオイルに切り替えていく方が健康と美容のためになりますと指導してきました。これでもっと納得して下さる方が増えるでしょうね。

皆さん、人工的に加工されずに果物であるオリーブの実を絞っただけの、エクストラ・ヴァージンオイルの力を是非再認識して下さいね。食生活にオリーブオイルを取りこんでいくと、アンチエイジング(老化防止)効果多大ですから、10年後に大きな違いがあるそうです。

いつまでも若々しくいたい人のオリーブオイルは味方です!


写真は我が家の近くにあるオリーブの様子
品種によっては紫色に変色し始めたものもあります。
気になって毎日のように出向いてチェック中です。

chiho

2009年10月01日

スペイン陶器

パワジオ倶楽部では10年来スペイン陶器には非常に力を入れていますが、そのくらいスペインの陶器には魅力があると思います。他のヨーロッパの国々との違いは、アラビア文化の影響が非常に色濃く残っているところ。ヨーロッパでは中国磁器が大流行した時代もあり、ポルトガルなどは特に中国を感じさせるものが多いのに、スペインはやはりアラビア。オリエンタルと言っても中東やシルクロードを思わせる色合いが残っています。

ショップのオープンと共に、タラベラ焼きからプエンテ焼き、アンダルシアのウベダ、グラナダのものも紹介しましたが、ずっと根強い人気があるのは、やはりタラベラやプエンテ。どちらも工房はトレド県に存在しますが、16世紀基本的にアラビア人ユダヤ人がスペイン追放になり、歴史的にもはじめてキリスト教徒の趣味で作り上げられた焼き物工房になります。窯はアラビア人が使っていたものを再利用しています。


最大の特徴は、絵付けの仕方。16世紀、当時日が沈まない国であったスペイン王フェリペ2世の好みに合わせて、わざわざオランダのデルフトから招かれた職人たちが指導。それまで幾何学模様がメインであったスペインには、なかった技法がなんと今から350年くらい前に伝わったのです。

最も伝統的なモチーフは、タラベラ・プエンテ焼きの場合、カントリーサイドでのハンティング風景、または狩猟用の動物たち。スペイン人には、現在でも非常に人気のあるモチーフです。


色彩だけはアラビア人が好んだものが今でも変わらず使われているところが、最大の魅力のひとつ。
遠い昔、中国からアラビア半島に伝わった陶器の流行が、イスラム教徒の手がスペインに伝わり、確実に守られています。


写真は10年以上お付き合いのある工房の様子
エミリオさん兄弟が力を合わせて活動中

焼き物は全てハンドメイドの手描き。
商品についてのお問い合わせは、パワジオ倶楽部へお電話ください。
Tel: 027-254-3388

chiho

2009年09月28日

オリーブの漬物

スペインでは漬物用のオリーブの収穫が真っ盛りのシーズンです。


地域地域で独特の品種が育てられ、それぞれ違うハーブなどと共に漬物になりますが、日本の梅干しのように高級品から一般的なものまで、ピンからキリまで色々あります。

パワジオ倶楽部では、おなじみの岡井路子先生を講師に招いて、10月18日(日)にオリーブの新漬けを漬ける特別なセミナーの開催が決定しました。グリーンのフレッシュ感いっぱいのオリーブの実は、10月いっぱいぐらいが収穫のピークになりますが、限りがあるので、参加者も限定30名予約制ですので、必ず電話で連絡してください。

追って詳しいセミナー情報はお知らせします。

これはスペイン南部アンダルシアのグリーンオリーブの漬物。にんにくが効いています。

chiho


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極上のオリーブオイル 購入はこちら
Angel & Chiho Spain(パワジオ コーディネーターの小野塚千穂さんのページです。)

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