2009年11月06日

オリーブオイルの圧搾工程を撮影

皆様ご無沙汰しておりました。
今年はより分かり易くオリーブオイルのことを伝えるために、オイル圧搾の初日からメーカーの圧搾所を訪問して参りました。


(このケースの中に400キロくらいのオリーブの実が入っています。日本では見られない量ですね。オリーブを大切に箱に収めているのが、スペシャリストのフェリペさん。)

言葉での説明には限りがあるので、今回は製造工程をビデオに収録。農園の様子から種類の違うオリーブの品種、その実の様子など、いろいろな事を専門家の説明と共に収録できたました。12月6日のパワジオ倶楽部13年記念のイベントでは、是非ビデオもオンエアし、皆さんによりこのオイルの魅力を知っていただけると思います。


(オリーブが圧搾され、遠心分離機で水、カス(オルッホ)、オイルと選別され、最終的にオイルが出てくる時の感動は言葉になりません。勿論、オイルの味は感動的。)

今年は雨が非常に少なかったので、オリーブの実の外観は紫から黒に変色しているのに、内部はまだグリーンのものが多いそうで、味もどんなものであるか興味津津だったのですが、やはりできたてのオイルは言葉に表せない感動のあるものでした。


年によってオリーブは果物なので、渋味・苦味・辛味そして甘味に違いがあり、場合によって、またはメーカーによっては1年くらいデカンターで寝かせてから販売するところもあるそうです。確かに私の友人の中には、1年くらい寝かしたオイルが好きだという人もいるのですが、私はフレッシュ感あるグリーンオリーブのオイルの香りがたまらなく好きなので、一番搾りをとても楽しみにしている方です。

皆さん、是非ビデオを見に来て下さいね。
一番搾りオイルと共に12月6日発表予定です。

chiho

2009年10月25日

一番搾りの高級オリーブオイル

絞ったばかりのグリーンなオイルのお話です。

通常オリーブオイルは絞った後、デカンターというタンクの中でデカンテーションという工程を施します。これはオイルに含まれた澱をタンクの下に沈殿させ、よりピュアなオイルを作るための重要で手間のかかる工程ですが、このようにデカンテーションされたオイルはよりマイルドで上品のものになります。


こんなグリーンの実だけが絞られます。

こういったデカンテーション工程を全くせず、ジュースのような状態のオリーブオイルを即ボトル詰めして販売する、最近グルメの間で注目されているグリーンなオイルも存在します。但し、このようなグリーンなオイルは、グルーンの実を絞って作られるため生産量が少なく、1年のうち2,3週間の間しか生産することも出来ません。昔は生産者でなければ知れない貴重品だったはずです。


大変熱心な若者が圧搾工房の担当者です。

パワジオ倶楽部では、2009年度からこの一番搾りの高級オリーブオイルを生産している会社と契約。クリスマスくらいには、皆様にこの素晴らしいフレッシュ感と、オイルとは違うまるでソースのような食感のオイルをお届けする予定です。私は早速10月のはじめにこのオイルの搾りたてのものを試飲させていただきました。オイルよりもずっとフレッシュなグリーンの香りと味、そして独特の食感の虜になりました。普通のオリーブオイルとは違う使い方ができるはずです。


オイルとは思えない味わいに感動。色合いも食欲をそそります。

オイルにはこのように季節が生むオイルの種類の違い、オリーブの木の種類の違いが生む個性的な香り、設備の違いが生む酸度の違いなど、本当に詳しく調べてゆくと違いがあります。


この一番搾りのオイルは最高級のクオリティー。勿論、酸度は0.1度これ以上低くできません。

今回ご紹介したオイルの興味深いもうひとつの特徴は、使われているオリーブの種類がその香りの良さから、通常漬物用に好まれて使われること。多分、テーブルオリーブとして漬物で食べるオリーブの中でも一番美味しい『マンサニーリャ・カサレーニャ』というタイプです。マンサニーリャとはスペイン語で、まるでリンゴのように実をつけるので、こういう名がついていますが、本当にコロコロとした可愛い実りで、農園の様子にも感動しました。

chiho

2009年10月19日

漬物オリーブ 2

10月18日に開催されたオリーブセミナーは、大好評で終了させていただきました。スタッフからの報告をどうぞお楽しみに。

前回のリポートの続きになりますが、どんな風にオリーブが識別されているのか、その様子をご紹介します。

写真のように5,6人の人が携わりながら、大きさ、また成熟度を確認しながら実を選別してゆきます。

これはまだ選別する前の状態で、いろいろな大きさの程度の違う状態のものが混ざっていることもわかりますし、これから洗浄が行われ葉や砂は取り除かれます。

そして、この3枚目の写真が漬物用として選別されたオリーブの実です。
完璧にサイズ別に区別されていることがわかると思います。
こんな風に漬物用のオリーブも収穫されたその日の内に分けられ、早速アク抜きの工程が始まります。

オイル用の実はもっとずっと小さいのが特徴ですが、通常こんなグリーンの状態のものは、グルメ用の特別なオイルの場合しか搾りません。もっと黒く熟れた状態のものの方がオイルの含有量が多いので、普通オイル用の実は11月に入ってからが本格的な収穫となります。
10月中のグリーンな実を絞ったオイルについては次回。

chiho


2009年10月14日

漬物用オリーブ

パワジオ倶楽部でもうすぐ漬物教室が開催されますが、スペインでもオリーブは収穫され漬物にされるシーズンです。先日漬物用のオリーブの様子を見学して来ました。

今年は雨が降るべき時に降らず、かなりはずれた雨の降り方だったので、あまり良い収穫とは言えないそうですが、私が見る限りプリプリの素晴らしいオリーブが出来上がっていました。漬物の場合も、良質なものは、収穫後すぐに漬物工場へ運ばれ、洗浄(汚れや葉が落とされます)、大きさと熟し具合に合わせ実は選別、最終的に苛性ソーダの中でアク抜きが実施されます。


(写真のオリーブは工場に届いたばかりのもの。選別もしてありませんが、素晴らしい品質です)

味付けなど色々あるようですが、企業秘密の部分も大きいので、細かいところは想像するしかありませんが、このシーズン村中の人がオリーブ狩りに携わっているような印象を受けました。

漬物用のオリーブの収穫は、オイル用のものよりもデリケートな作業になるので、『枝からオリーブを絞りとる』と表現されますが、まさしく絞っているように実が収穫されます。首から籠を下げて、その中に実を入れて行く方法と、軽く枝を揺すって実を落とす方法、両方を実施しないと収穫が追い付かないそうですが、工場で実は何段階にもわたって細かく選別されていたので、これで高級なものと普通なものの違いがハッキリと分かりました。

つづく
chiho

2009年10月08日

新たなオリーブオイル効果

昨日スペインのニュースでコメントされた内容をお知らせ致します。

現代の子供たちの食生活の質の悪さは、先進国で非常に懸念されているテーマのひとつ。ファーストフードやジャンクフードの身体への悪影響は毎日のように、必ずテレビや新聞で語られているようになりました。まずは肥満問題から始まった話が、今は精神不安定へと変わり、子供のうつ病など深刻な問題となっています。

そんな中昨日のニュースでは、朝一番にスプーン一杯の良質のエクストラ・ヴァージンオイルを摂取することで、血管がオイルによって保護され、血液循環も改良されるので、子供たちの精神不安定が解消されるというのです。

確かに身体が正常に動き始めたら気持ちも良くなりますよね。
すべての子供の精神問題が食生活から来ているとは思いませんが、確かに食生活が精神に多大な影響を与えることも事実。オリーブオイル一杯で子供の身体が保護され、より順調に機能するよう役立つのであれば、これに越したことはありません。


地中海沿岸でオリーブオイルは離乳食にも欠かせないとお知らせしたことがありますが、幼年期骨の成長のために効果的であることも実証されている事実。それに今回のように血液循環にまで効果があるとなると、本当に子供のために欠かせない食材のひとつかもしれません。

私の知り合いは冷え性で、靴下をはいて寝ていたくらいなのですが、1年以上毎日オイルを摂取することを欠かさず実施するようになってから、靴下がいらなくなり、いつも比較的冷えていた手足の先端が温まるようになったそうです。これもきっとオリーブオイル効果なのだと、昨日ニュースを聞きながら納得してしまいました。

それに、スペインではほとんどアトピー症の子供を見かけないのですが...日本がそんなに汚染されているのか、添加物漬けになっているのか心配していたのですが、そうではなくてオリーブオイルを小さい時から摂取している違いかもしれませんね。これについては、今後ももっと調査をしてみます。

写真はオリーブ公園で遊ぶ子供たち

chiho

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