2009年11月15日

オリーブずくめサラダ

しばらくオイルの製造法の説明が続いたので、少しオリーブを使った食事についてお話します。

12月にいちばん搾りのオイルを入荷しますが、一番搾りでデカンテーションを全くしていないオイルなので、食べ方も工夫が必要です。パンなどにつけると間違いなく美味しいと思いますが、日本料理ではどんなものがマッチするのか、これから色々トライすることになります。間違いなくお豆腐や漬物には合うと思うのですが、お刺身などはどんな味になるか興味深いところです。

私は今年エリカ・アンギャル女史の本を読んでから、サラダにはアボガドをふんだんに使うようになりました。良質のオリーブオイル同様、『食べる美容液』ということですから、しっかりと食べています。写真でご紹介しているサラダには、ローマンレタス、トマト、ビーツ(赤かぶ)、スタッフドオリーブ(アンチョビ入り)、フェッタというギリシャのチーズが入っています。

ドレッシングは勿論ポルトガルのオリーブオイル『キンタ・ド・コア』とソレラ・ヴィネガー。
少しオレガノとバジルが掛かっていますが、オイルの香りを壊さない程度。

こういうフレッシュさが重要な生野菜の場合、塩はフロール・デ・サルを使うことがとても大切。
野菜の旨味を最高に引き出してくれます。

chiho

2009年11月13日

またオイルがブログで紹介されました。

このオイルを日本で紹介し始めてから、嬉しい出来事に度々驚かされています。この場を借りてすでに何度かオイルのことをコメントしてくださったお客様のブログをアップしておりますが、最近またとても良いコメントがあったので、ご紹介させてください。

http://romanesqueken.blog.shinobi.jp/

ほとんどの方がお友達からのプレゼントで、キンタ・ド・コアやキンタ・ド・ビスパードに巡り合っているようですが、何か商品を見た時から伝わるいい気の流れがあるように感じます。私は良いものはきっと伝わると信じているので、このオリーブオイルにはすごいパワーがあると確信しています。とても感性の素晴らしい方から嬉しいコメントをいただいているので、これもオイルのパワーだと思います。

ところで、今年の夏ごろから販売を開始したキンタ・ダ・ウルゼ。標高が320mほどのちょっと寒さを感じる北斜面にある農園で栽培されているオリーブを使ったAmargoほろ苦さが特徴の自慢のオイルなのですが、やっとラベルが完成しました。

農園オーナーのフェリペさんとあ~だこ~だ言いながら、1か月以上かけての話合いの結果のラベルです。いかがでしょう?
新年と共にご紹介できると思います。

これで3種類が勢揃い!素敵なトリオが出来ました。

chiho

2009年11月12日

可愛い斑点オリーブ

今日は専門的なお話ではなくて、オリーブの可愛い実を見つけたので写真をアップします。


先日のポルトガル農園訪問で、圧搾されるオリーブの実をチェックしている最中、こんなのを沢山発見しました。可愛いと思いませんか?私は思わず集めて写真を撮ってしまいました。
オリーブはこんな鑑賞の仕方もあるんですね。


オリーブのハート型の葉を集めている人の話を聞いたことがあったのですが、実の模様さがしも楽しいですよ。是非トライしてみてください。

chiho

2009年11月11日

オリーブの実の大きさ

前回はオリーブの品質の違いについて書きましたが、今日はオイル用の実と漬物用オリーブの実の大きさをご紹介します。写真でははっきりとした大きさが分かりにくいと思うのですが、オイル用の実は小さいものが多く、芳香の素晴らしいオリーブほど実が小さいように思います。


コアやビスパード、そしてウルゼを生むオリーブの実はこの大きさ。小さい実に旨味が凝縮されているのですが、上品な甘みと素晴らしいフレッシュ感を持っています。

そして、こちらの下の写真が漬物専用のオリーブ。実がずっと大きいのがわかっていただけるでしょうか。もっと大きい実のオリーブもありますが、そちらは味が大味になるようで、スペインでは中に詰め物をして楽しまれます。果肉の味が一番いいと言われているものが写真のタイプ。

こんな風にオリーブも木の品種、実の大きさで用途が変わります。
日本でオリーブを栽培している方、品種の違いで実の変色するシーズンが違うので、庭に何種類か違うオリーブを植えると、いろいろなカラーを楽しめますよ。

chiho

2009年11月09日

オリーブ果実の品質の差

美味しいオリーブオイルを作るには、健康で新鮮なオリーブの実が欠かせません。これは当たり前のことなのですが、実際にオリーブ農園に行ってみないと確認できない重要なポイント。一般的には確認できないことですが、私は必ず日本でご紹介しているオイルが、どんな種類のどんな状態の実から絞られているか現地で確認しています。

まず最初の写真は、今年キンタ・ド・コアやビスパードになるオリーブの実。
ご存知のように、この農園のオイルはクパージュ(ブレンド)タイプなので、3種類の種類の違う実が混ざっています。オリーブの実は品種によって、成熟する時期が違うので、黒いものからグリーンのものまで混ざった状態で絞られます。

キラキラと輝く完璧な実が原料になります。

ロボレド・マデイラ家の農園では、オリーブの実はこんな風にケースに入れられますが、その時必ず葉も一緒に入れられます。なぜかというとオリーブ果実はいちごのようにデリケートなものとして扱われ、果実を保護するために葉が利用されるのです。葉がクッションの役割をして、実は完璧な状態で圧搾工房に届けられます。

3枚目の写真は、オーガニックオイルとしてはかなり有名なスペイン、アンダルシア(南部)にある農園のオリーブ。これは昨年かなり苦労して、ひどい山道を何時間もかけて行った農園。オーナーは大変まじめな方で、一生懸命美味しいオイルを作る努力をしており、自然環境も理想的としか言いようがないのですが、果実の状態はこのとおり。かなり長い間放置されている印象を受けました。農園を見て周っても、ところどころに収穫されてオリーブの実が袋詰めになって置かれており、ピックアップされることを待っていました。一体いつピックアップになるかはわかりませんでしたが、これではやはり完成品であるオイルの味に悪影響が出てしまいます。オーナーが素敵な方であっただけに、期待して訪問した農園だったのですが、まだまだ改良する余地があるところでした。勿論、オイルの味には気になる酸化状態のいやな味があり、私が日本で紹介したいオイルとはほど遠いものでした。

ここの収穫では虫食いや腐りかけている実がかなり混ざっています。大量生産のものなどは言葉にならない状態のものもあるので、やはり直接チェックすることが、美味しいオイルに出会うためには欠かせません。

chiho

前の5件 73  74  75  76  77  78  79  80  81  82  83


極上のオリーブオイル 購入はこちら
Angel & Chiho Spain(パワジオ コーディネーターの小野塚千穂さんのページです。)

ショップのご案内

〒371-0836
群馬県前橋市江田町277
TEL:027-254-3388
mail:powerdio@sun-wa.com
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日

ショップ詳細