本日友人から面白いニュースが届きました。
なんとオリーブオイルを摂取することは白髪にも効き目があるというのです。
特に地中海沿岸に住む女性たちの髪は、高齢でも艶があり黒々としているのですが、まさかそれがオリーブオイル効果とは気がつきませんでした。一言でいえば、良いオイル=油を一生をかけて使用しているということなのだと思います。
しばらく前にオリーブオイルを使った髪のトリートメントについては記しましたが、白髪にも効果的にするためには、次のような使い方がよいそうです。
一般的に云われている、白髪を黒髪に戻すためのオリーブオイルの使用方法は、
・オリーブオイルを頭皮にたっぷりとマッサージをしながら塗り込む。
・1時間以上おいてからシャンプーします。長時間つけていればより効果的。
・タオルで良く乾かします。
・半乾き状態の時に、軽く頭皮にすり込む(匂わない程度)とより効果が期待できるそうです。
こんな4ステップで黒髪のための効果があるそうです。
確かにスペインに住んでいて印象に残っているスペイン女性は黒髪。田舎の美容院にも行ったことがないのだろうと思わせる高齢女性の黒髪の美しさは、どこへ行ってもよく見かける光景。髪が薄いなぁと思わせる女性もスペインではとても少ないです。日本では最近では男性と同じくらい、髪が薄くなってしまって悩んでいる女性が多いようですが、スペインではまず見かけないと言っていいくらいです。
やっぱり高品質のオイル=油は、人体のための必需品。これを良質のものに転換する必要があることは明らかですね。
chiho
11月も末になり漬物を作るためのオリーブ収穫は、パワジオ倶楽部では間に合わないかなっと思っていたのですが、オリーブの種類によってはまだまだグリーンのものがありました。
スタッフの茂木さんと新スタッフの笹沢さんが収穫をしているシーン。漬物を作るくらいのオリーブの収穫は、すごく楽しい作業です。
アンヘルにも手伝ってもらいました。この品種は確かカイヨンヌ。これ以上無理というくらい実りました。
これまでの新漬けは、オリーブ専門のガーデニングカウンセラーの岡井路子さんの作り方からだったのですが、今回の漬物は今年スペインで教わったスタイル。どんな感じにできたかは後日報告しますが、通常日本で食べているものよりも、苦味を特に残したスタイルの漬物が出来たらいいなっと思ってトライしています。
今日苛性ソーダを使った渋抜きを開始しましたが、量などはかなり適当。1週間渋抜き作業は続きます。
chiho
日本でオリーブオイルもかなり当たり前の食材となりましたが、日本に来てオリーブオイルをアピールしている料理を食べて思うことは、オイルの質の中途半端な事。そしてなにより最大の問題はオイルの量の使い方を把握していないところ。
スペインにいてもオイルの質や量については、気になるところがたくさんあるのですが、日本は基本的に美味しい料理が簡単に食べられるので、オイルの質と量さえもう少し学べば本当に料理が美味しくなるのにと思います。
今年東京で行ったある一軒を様子をご紹介します。
有名なシェフがデザインしたメニューで、店内も理想的なライティング。カトラリーも食器もスタッフも言うことなし。可愛い青年がオープンキッチンで料理を作ってくれるのですが、カウンターに座れば話もできるリラックスしたムードがとても気に入りました。
料理の出し方も洗練されていて楽しませてくれるものでした。食材もどれもフレッシュでよかったのですが、見た目と味のバランスが悪いのです。こんな綺麗にできているのに、塩味も足りず、なによりも修正が必要だったのは、オイルの量。塩加減を気にして出したとしても、オイルの量をもう少し増やし、香り高い品質のものにすれば、それだけで美味しくなること間違いなしの料理でした。
使われていた塩もフロールデサル。ここまでこだわるのであれば、もう少し味のチェックをすればすぐによくなるのに...オイルは私も試してみたかったオーストラリアの日本料理のためにデザインされたというオリーブオイル。こういうキャッチフレーズで販売されているオイルは、日本料理に合わせてすごく淡泊なものであることはすぐに想像できるのですが、日本料理はどんな料理よりも微妙な食材の特徴を重視するもの。オイルの微妙の香りが楽しめないことはダメージだと私は思います。
この料理のこのままの状態に、コアやビスパード、もしくは最新のスパイシーなウルゼをかけたら、絶品になるなぁ~と思ったお料理でした。
日本滞在中は、誰でも簡単にできるオイルの使い方指導に力を入れたいと思います。
chiho
10月から予告している『いちばん搾りオイル』ですが、12月6日のパワジオ倶楽部13周年記念フィエスタの場でテイスティング・販売開始致します。
250ml ¥1500
空輸便でこの価格は、本当にお買い得な価格だと思います。一日も早くこのオイルは消費しないと意味がないので、今回は空輸しております。
スペインでのオイル生産の伝統は、ギリシャ・ローマ時代の後、圧倒的にアラビア人の痕跡が伝統となっているので、オイルの呼び方もイタリアのようにオリオではなく『アセイテ』アラビア語から来ています。ポルトガルも同様なので、ポルトガル、スペインのオイルしか扱っていないパワジオ倶楽部では、あえてアセイテ・ヌエボとして販売させていただきます。
最近スペインではアセイテ・ヌエボの宣伝はあるのですが、この一番搾りは相変わらず貴重品で、ごくグルメなお店に行かないと入手不可能です。おまけに今回お届けするオイルは、スペインでは1滴も販売されていない貴重品。トスカーナのシエーナに存在する会社が、一番高く買ってくれるのだそうで、スペインでは販売されていません。日本ではイタリア経由で絶対に行っていると思うので、トスカーナオイルファンの人、とにかく細かくどこのオイルなのか調べることをお勧めします。
今回お届けするオイルは、この写真の籠に入っている実を間違いなく搾っています。
この素晴らしいグリーンをお楽しみください。
chiho
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