2009年のオリーブオイル

今年は多くの皆様にすでにアーリーハーベストのオリーブオイルをご紹介したので、搾りたてオイルは試食していただいていますが、弊社の人気ナンバーワンオリーブオイル、ポルトガルのシングルエステートオイルは3月日本で梅が満開になる季節に向けて完成します。

2009年のオイルは雨不足の影響がオイルの味にも反映されていて、実にテロワール(土壌)の香りが力強く出ているオイルという印象を受けました。これからボトル詰めをして日本に届くまでに、また味に変化がありますが、2007年のものとも違い、スパイシーで極度にフルーティーであった2008年のものとも違う独特のアロマを感じました。

この上の写真を見ていただくと、どんな自然環境でオリーブが生育しているかよくわかると思うのですが、今年は記録的な雨量でこんな感じですから、通常の年はもっとドライ。極度に乾燥している厳しい自然環境であることが理解していただけると思います。

この環境からあの複雑なフレイバーのオリーブオイルは生まれるのです。

オイルはこんな風にテイスティングします。
ブルーのグラスは、本格的なテイスティング用のグラスです。

chiho

2010年03月02日

便利なオイルボトル

早いものでもう3月。皆さまいかがお過ごしですか。
スペインではあちらこちらでアーモンドの花が咲き始めています。日本の桜に似ていますが、時期的には梅の季節に開花する同じように春を感じさせてくれる木です。

オリーブに関してはいつもアンテナを張っている私。スペインに戻ってからもすでに新しい発見を色々しています。今日はその中からオイルを収納するだけでなく、ドレッシング作りに役立つ賢いボトルをご紹介します。

まずこちら。大きなスポイトがついています。

このスポイトを使って、その都度使うオイルの量をコントロール。プラスチック容器であることが残念なのですが、今回は実用性を重視。ダイエットにはぴったりですね。

もうひとつはこちら。
中に弁がついています。これは色々なドレッシングを作るための量が表記されているボトル。ドレッシング作りが楽しくなるかも。

蓋の上部についている丸い球のようなものが、くるくると回せるような構造です。5種類くらいのドレッシングレシピが、必要なオイルやヴィネガー、マスタードというような材料と共にボトルに書いてあるので、量も材料も間違えずにドレッシングを作ることができます。

早速、買っちゃいました。
欲しい方はパワジオに問い合わせてくださいね。

chiho

2010年02月22日

オリーブ農園について

ひさびさにスペインからの書き込みです。
この冬スペインは記録的な雨量で、今も南部は洪水の被害で気の毒です。オリーブ農園のこともちょっと心配なこの頃です。

今までにもオリーブ農園のことは何度となく書いておりますが、今日は写真で集約農業と呼ばれる最新の技術進歩が生んだ、ちょっと恐ろしいオリーブ農園をご紹介します。
次の写真は、オリーブの苗がどんな風に植えられているかのものです。

このような集約式栽培は、人件費削減が第一の目標ですから、収穫もトラクターのような特別な車が実施します。そのためにトラクターが入るだけのスペースが木と木の間に設けられますが、オリーブ自体は垣根のような扱いになります。もちろん、植えられる品種は、人気品種になることが多く、5年くらいで実を生産できるよう品種改良が進んだものです。よく見るのはアルベキーナ種やピクアル種。

まるで製造工場と同じ考え方でオリーブ農園も設計されているので、新鮮なオイルが短時間に絞ることができるので、ある程度良質のオイルができるということはわかりますが、この土地のためにそれがよいかどうかは疑問。たくさんの?マークが頭に浮かぶ農園形態ですが、現実に非常に増えています。大企業の投資が多いようです。

どうしてこんなに機械かされてしまうのか。古代からのオリーブ栽培にロマンを感じる私のようなものには、恐ろしいとしか思えない風景なのですが、現実に社会の状況を見れば、ハードなオリーブ収穫を実践するスペイン人は日に日に減少。人件費は上昇する一方だったので、このような農園システムが開発されたのですが、ここ数年の不景気の影響で、オリーブやブドウの収穫に参加するスペイン人は、また増えてきているようです。

おまけにこのように土地に見るからにも無理を与える農業は、一時的に進歩としてみられていましたが、最近は逆に昔からの手間と膨大な時間がかかり人件費もかかる栽培法がベターと理解されています。本当に一時的な進歩というのは危ないものです。

この栽培方法は砂漠にまで広がっています。今まで何も栽培出来なかった地域が地下水などを利用してオリーブ農園に変身しているのですが、私が思うにこのような栽培方法の農園は、一時期注目されても後からもろもろの問題があり、一種のブームになりやすいのが心配です。すでにこのような栽培法を実施している農園が、スペインではかなり売りに出ています。どこでも誰でもできることがいいようで、やはり無理があるということなのでしょうか。

最新のオリーブ農園事情でした。

chiho

2010年02月12日

Bonsaiオリーブを入荷しました!

寒い日が続いておりますが、皆さまお元気ですか。
パワジオではオリーブが剪定のシーズン。2月に入ってからオリーブをいつも管理してくれている萩原さんが、丁寧に剪定を開始してくれています。

今年からは出張メンテナンスも開始。オリーブの手入れがよくわからない方、剪定する時間がない方、肥料のやり方が分からない人のために、出張してメンテナンスをするというサービスを始めました。是非、お問い合わせください。お役に立てると思います。

しばらくブログをアップしない内にパワジオ倶楽部には、前々からの憧れでどうしても欲しかったオリーブの盆栽が入荷となりました。5年ほど木を大きく伸ばさずこじんまりとまとめた存在感のあるオリーブ...「バーデール」という品種です。4,800円から販売しております。お家にあまりスペースのない方、オリーブファンの皆様、一度見に来てください。

早速、Angel Gomez-Moran Santafe氏が制作するルサファ・コレクションの花器にオリーブを植えてみました。いかがでしょう。現在、自慢商品になっています。

実は、パワジオのパティオにこの上の写真の作品を並べ、20分後にルサファファンのお客様がご来店。すぐに売れてしまいました。写真を撮っておいてよかった!アンティーク瓦の風合いは、独特のもので、和でも洋でも深くなじみます。落ち着いたムードを作ってくれるので、10年以上前からロングランの人気物。最近は本当に古い良さのしっかりと出ている花器が好まれていて、お客様のレベルが高くなっていることを感じます。

盆栽オリーブ「バーデール」は、あまり数がありませんが、今後も継続して盆栽仕立てのものには力を入れてゆきたいと考えています。オリーブの形はやはりこだわりを持ったものが素敵です。
こんなシンプルなテラコッタプランターに入れても素敵です。こちらのプランターは、スペインのタラベラ焼きの工房で焼いてもらっているもの。壁掛けタイプですが、こんな風に使っても素敵です。


2010年02月01日

2月のスペイン料理教室

2月7日(日)2月10日(水)にスペイン料理教室が予定されています。おかげさまで、あっという間に定員が一杯になってしまいました。

料理の内容は、『オリーブを使った特製ミートボールのアーモンドソース』これは伝統的なスペインに残るソースが自慢の料理

身体にいいエジプト豆を使った簡単サラダ
これはパーティーなどに華やかで、簡単に準備できる万能品。

プラスなにかデザートを加えるつもりです。

1月のアーリーハーベストのテイスティング会と共に実施した、シンプルなオイルをふんだんに使った料理の勉強会も大好評でした。みんさまどうも有難うございました。

スペインをメインとする地中海料理に対して、皆様ますます興味を示して下さっているので、準備するこちらもとてもやりがいがあります。
これからも定期的に開催しますので、どうぞ宜しくお願い致します。

写真の料理はスペインの伝統豆料理。
こんな素晴らしいセッティングはできませんが、豆料理でもこんなに豪華な料理になるのです。身体に本当によい豆料理、日本でもっともっと取り入れてゆきたいです。

chiho

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極上のオリーブオイル 購入はこちら
Angel & Chiho Spain(パワジオ コーディネーターの小野塚千穂さんのページです。)

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