古代ローマ帝国のオリーブオイルを使った料理
週末古代ローマ帝国時代の簡単レシピを教わって来ました。今度パワジオでセミナーを開催する時には、是非皆さんに食べていただきたいと思っています。
スペインはおよそ450年間ローマ帝国の支配下にあった歴史的事実を知る人は少ないかもしれませんが、当時スペインはローマ帝国で消費するオリーブオイルのすでに重要な生産国でもあったのです。ワインやオイルを積んだ船は、現在と同じように地中海を行き来していたのですが、ワインやオイルはテラコッタの瓶に入れられ運ばれました。ローマ帝国の滅亡と共に、オイルの消費も減少し、スペインでは生産地以外での使用は、アラビア人がオリーブ栽培を復活させるまで衰退してしまいました。
このようにオリーブオイルの消費は、ローマ時代非常に生活に密接であり、化粧品としても重要な材料でした。特にお風呂好きのローマ人は、マッサージも重要な習慣のひとつで色々なオリーブオイルベースのオイルやアロマオイルが、現在と同じように存在したそうです。
教室がどんなものであったかというと、週末なので子供用にローマ時代のゲームをするコーナーがあったり、モザイクを本格的に学ぶコーナーとか、各種のオプションがありました。子供はローマ人の衣装を着るのが一番楽しそうでしたが、先生役の方々は皆ローマ人の服装。一種のテーマパークのようでした。
料理は写真の女性が指導してくれるのですが、メインはペコリーノチーズ(羊乳)オリーブオイル、蜂蜜、ヴィネガー、そしてスパイス!ローマ人はスパイスが大好きで、日本料理のように甘辛く味付けすることも好みました。2種類のディプのようなチーズを準備したのですが、ひとつは非常にスパイシー、もうひとつはナッツ関係をメインに作りました。とても美味しくて今度はローマ帝国料理パーティーをしたら喜ばれるなぁ~と思っています。
こんな大きいディプが完成したのですが、これは参加者全員が食べられるため。普通はもっと可愛いサイズで作ったらいいと思います。
こんなに何種類ものスパイスを使います。
そして重要なオリーブオイルとヴィネガー。
今と全く変わらない味覚に驚きです!
chiho