2010年10月24日

オリーブの塩漬け2

昨日アップしたオリーブの漬けものの続きです。
24時間苛性ソーダであく抜きをした後、塩やハーブを使った味付けに入りました。

レモンとオレンジも入っています。
うそみたいに簡単なのですが、今年は苛性ソーダの量がよくコントロールできなかったので、もうひとつ別に漬け直してみます。
漬けもの自体はもう完成していて美味しい!
もっと時間をおくと味が浸み込み塩味も強くなりますが、新漬けは早く食べる方が美味しいので、もうどんどんつまみ食いをしています。

今日も新たに泥棒へ行って参りました。
今日は少し小さい実を狙って行ってきたのですが、ちょうどいいのがありました。
日本では大きい実のオリーブが高級とイメージが強いように思いますが、実際地元では大きいものは味も大味。そんなに美味しいものではなく、必ず詰め物をして使います。オリーブの種をとり、中に肉や生ハムなどを詰めてフライにすると美味しいのですが、
そういう時に大きいものは使います。漬けもの用の場合でも、味がいいのは今までの私の経験では小粒のもの。オリーブのうまみが凝縮されていて、うまく漬かっているといくらでも食べられます。

この小粒のオリーブはシンプルに漬けたいと思っています。先日なんの変哲もない漬けものを買ったのですが、それがなんとも微妙な香りで美味しいのです。どんな風に漬けたのか見当もつきませんが、色々試してみたいと思います。

chiho

2010年10月23日

スペインでオリーブの漬けもの

パワジオ倶楽部での漬けもの教室は大成功だったようです。
参加してくださった皆様どうも有難うございました。スペインからブログを通して覗いていても楽しさが伝わって来ました。

11月には新しいオリーブレシピを伝達したいと思っております。オリーブはスペインの漬け物と思っていただければ理解しやすいのですが、日本の漬けもの同様千差万別。地域地域で好みも違いますし、味付けにバラエティがあります。昨年はトレドとマドリードで教わったのですが、今年はもう少しポルトガルに近いエクストレマドゥーラ地方の漬け方を教わっています。

早速それを試すために、昨日はオリーブ泥棒まで実施してきました。マドリード近辺のオリーブは美味しいものがあるにも関わらず、漬けもの作りはもう面倒なものになってしまったので、結構ほったらかし状態の樹がたくさんあるのです。

荒れ放題のオリーブの樹から収穫したので、枝に引っかかりまくり髪もボサボサ状態ですが、40分程度で4キロ半くらい実が収穫できました。この地域の品種は実の先が少し尖っているタイプのオリーブでコルニカブラと呼ばれるものです。オイルにするととても高級なオイルができますが、きっと漬けものにしても美味しいと予想しています。

ご存じかもしれませんが、オイル用のオリーブと漬けもの用のそれは品種が違います。かと言ってオイル用のオリーブを漬けものにしてもとても美味しいのです。残念なのは果肉が少ないこと。でも味はとてもいい場合が多いです。

まずは洗ってからバケツに入れ、水と苛性ソーダであく抜き。それぞれの材料の分量もスペイン式ですから非常に大雑把。

これが苛性ソーダを入れたばかりの様子。あくが抜けると泥水に入っているように茶色になります。それを洗浄して塩漬けになりますが、今年は新しいものを入れて漬けています。明日はその続きをご紹介します。

chiho

2010年10月17日

オリーブオイルと離乳食

しばらく前にベビーオイル『オリビア』がパワジオ倶楽部に入荷したことを報告しましたが、どのくらいオリーブオイルと離乳食が密接な関係にあるのか、今日は引き続きご紹介します。

写真の品物は、スペインで普通に販売されている離乳食。
ボトルにオリーブオイルがオイルとして使われていることが、特別に記してあります。丸いオリーブの絵が描いてあるマークがそれを意味しています。そのくらいオリーブオイルを使用していることが、お母さんにとっては安心の要素のひとつになっているのです。単なるサラダオイルや他の植物油ではわざわざ表記されません。フルーツを使った離乳食の場合は、100%果物を使用していて、砂糖を加えていないことが記してあります。今どんなオイルが使われているかは、ヨーロッパではとても大切なことなのです。

ベビーオイル『オリビア』の登場で、よくお客様から質問があるのですが、『オリビア』は特別に作られたオイルではなく、始めて赤ちゃんから使える高品質オリーブオイルとして作られた商品で、大人も問題なく使えるデリケートなオイルです。デリケートと言っても、高品質なオリーブオイルには、オリーブの特徴がしっかりと残っていますから、スパイシーさやほろ苦さもあります。酸度0.2度というところは画期的なところです。

それをどんな風に赤ちゃんに与えるのか?日本では習慣がないので難しいところだと思いますが、例えば、掲載した写真のような瓶詰めの離乳食を温める時に、『オリビア』を少々加えて温めると離乳食のうまみが増します。温め終わった後に一振りしても、余熱でオイルが温められてより美味しく離乳食を食べることができ、フレッシュなオリーブオイルのスパイシーさやほろ苦さは全く気にならなくなります。
ご来店いただいているお客様には、このような離乳食のオリーブオイルとの楽しみ方も指導しております。

ほんの少し『オリビア』を加えてあげるだけで、既製品の離乳食もより美味しくなりますし、赤ちゃんの成長にとってはプラスになることばかりなのです。

chiho

2010年10月15日

にんにく山盛りの朝食

しばらくポルトガル、スペインを行き来しているのですが、国境を越えるだけで朝食が全く違うのです。はっきり言って10分くらいの距離の差でもパンも味が全く違うし、食べ方も全然違うのです。

スペインの朝食の典型的なものは、トーストにトマトとオリーブオイルを掛けたもの。今回はにんにくも山盛りで登場!私は朝からにんにくは食べたくないので使いませんが、地元の人はきっとこれが好きなのでしょう。

ポルトガルに行くと比較的パンとバターの朝食が多くなりますが、最近南部ではオリーブオイルもミニボトルもよく登場しますが、ミニボトルとかポーションタイプのオイルはプラスチックの透明容器に入っているため、どうしても酸化していることが多く、プラスチックの味がしてしまうのが問題。これからもっと改良されるといいのですが。

chiho

2010年10月11日

オリーブの漬物

パワジオ倶楽部のオリーブの漬物教室の募集人数は、おかげさまで大オーバーするくらい。たくさんの参加希望者の皆様からお問い合わせをいただきました。毎年、オリーブへの関心が確実に高まっていることを実感しております。

スペインでもそれぞれの地域でのシーズンシーズンの違った漬け方を学ばせていただいているところです。今年も興味深い情報を得られそうです。

先日あるオリーブ専門店の方からこんな漬けものをいただきました。
オリーブの漬けものは、日本の漬物と同じように無数の種類と漬け方があり、このように瓶詰めになっているグルメ商品も最近増えているのですが、なかなか美味しいものがありません。これはアルベキーナというスペインのオリーブの品種の中では、最も香りがよく高級オイルの原料に適していると言われています。漬け物としてはあまり見かけないので、興味心身で試食してみました。苛性ソーダが使われていない漬けもので、苦味も香りもしっかりと残っていて、とっても美味しい漬けものでした。

こんな感じの風味で漬けものが出来るよう、今年はいろいろな漬け方にトライしたいものです。

マーケットにはもうこんな新漬けが並んでいます。

chiho

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