2011年02月15日

ブラックオリーブの漬けもの


日本は雪が大量に降ったようですね。
スペインは小春日和が続いていたのですが、昨日あたりから寒さが戻り、バレンタインは完全に冬となりました。

さてオリーブの収穫もいよいよ終わりを迎えています。真っ黒になってから収穫されたオリーブを漬けものにする地域があるのですが、今日はそのブラックオリーブをご紹介します。普通缶詰などで販売されているオリーブは、グリーンの実の状態のオリーブを、薬品を使って酸化させるものが大部分で、本当に黒くなってからの実は加工するのにかなり手間がかかります。ブラックオリーブを塩漬けにした経験がある方も多いと思うのですが、それを洗って処理する必要があるので、ブラックオリーブはとっても手間のかかる漬けものになります。

写真はスペインのアラゴン地方の有名な漬けもの。
エンペルトレという品種が使われます。
塩味が強いのですが、ほんのりと発酵していてブランディのような風味があります。

chiho

2011年01月31日

1000年オリーブ

パワジオ倶楽部で大人気のオリーブのまな板を作ってくれているオリバー。彼はスペイン中を周って加工するのに適したオリーブの品種を探したそうです。流石勤勉なドイツ人、スペイン人とは違う興味深い情報をいつも集めています。

先日彼から興味深い写真が届きました。

これは『アブエロ』(おじいちゃん)と地域の人も呼んでいる1000年は楽に経過しているオリーブの大木。こういう大木はそこに存在しているだけで価値があるものですが、スペインでも区画整理が進み、道路が出来たりするとどんどんこういう木を切ってしまったり、抜いて販売してしまったりします。

特に高級リゾート地の開発には、オリーブは膨大な数が使われていますし、ゴルフ場建設などにも多くの古いオリーブが移植されています。そんな動きを止めたいというオリーブを愛する人たちのグループもあり、ある地方では1000年以上のオリーブの木はどこに何本あるか統計もとり始めています。

1000年も経過しているオリーブの重さは4トン以上あるそうで、どのくらいこの樹が緻密な固い木であるかも想像できます。スペインの小説には、古い大木はよくアブエロ=おじいちゃんという名前で呼ばれていて、地域の人にとってかけがえのない存在であったはずなのです。私個人としては、このような大木は抜かれてしまうのであれば、大切にしてくれる人のところへ行くのがベストだと思いますが、地域が受けるダメージを考えると、やはり古木は大切にしなければいけないという意識を子供たちに植え付けるべきだと思います。


これが木の太さ。7m近くあります。すごいですよね。
素晴らしいエネルギーを発しているはずです。こういう生き物とのコンタクトは人間にとってとても大切だと思います。今年は是非、このオリーブを愛する人達の会に伺いいろいろと話を聞いてみたいと思っています。

中にはオリーブの幹に扉があり、中が部屋になっているものもあるのですよ。今度ご紹介します。

chiho

2011年01月30日

一日スプーン2杯のオリーブオイル

スペインでは各地で今週末は雪。でも雪のおかげで気温は少し上昇した感じです。マドリードでさえも-3度まで下がりました。

継続してオリーブオイルと健康のためのお話です。

アメリカにはFDA(米国食品医薬品局)という保健のための機関があります。ベビーオイルの話でもこのことはお伝えしたのですが、FDAは一日スプーン2杯およそ25gのオリーブオイルの摂取を奨励しています。これだけだと料理にスプーン2杯分のオリーブオイルを使えばいいように聞こえます。確かに、サラダオイルやバター、または動物性のオイルなどを油として使っていた人が、オリーブオイルスプーン2杯に転換することできるなら何よりのことです。

でも、パワジオ倶楽部のお客様ならばご存じのとおり、オリーブオイルにもピンからキリの種類とブランドが存在します。理想的なのはEXヴァージンオイルとはいうものの、これにも膨大な種類があります。パワジオではシングルエステートオイルまたはプレミアムオイルということで、酸度0.2度程度のものをおすすめしていますが、何よりも大切なことは、この2杯のオリーブオイルをフレッシュな状態で摂取すること。加熱しないで消費することがとても重要なのです。

FDAがこのような奨励をした理由は、オリーブオイルの摂取で心臓病や生活習慣病に非常に効果的であるということが科学的に証明されたからだそうです。

朝スプーン1杯。まずは何よりも先にフルーツのジュースなどに入れて摂取し、もう一杯は夜寝る前に1杯消費すると、非常に効果的です。内臓が保護され、便秘などもだんだんと解消されるようです。パワジオ倶楽部にはたくさんのお客様が感想を寄せてくれますが、まずはこのスプーン2杯のオイル摂取を毎日実行していただくことが、オリーブオイルを使った一番シンプルな健康管理メソッドだと思います。

是非お試しください。そして、続けてください。

chiho

2011年01月27日

2月のお料理教室について

2月のお料理教室では、よりヘルシーで美容に直接関係するお料理をご紹介する予定です。日本ではあまり馴染みのないレンズ豆という、どちらかというと色身的には美しいと言えない豆を使います。この豆は中近東産だと思いますが、メソポタミアやエジプト文明のころから好んで食べられていた炭水化物で、今でも地中海沿岸ではたくさん消費されています。イタリアではクリスマス料理の定番でもあります。

スペインでは必ず週一単位くらいで、豆料理を寒い時期は食べます。幼稚園や小学校の給食にも登場する本当に一般的な料理です。鉄分を得るためにも重要と言われています。

この写真はレンズ豆のシチュー。一般的にはチョリソや生ハムなどと煮込むのが定番ですが、この間レストランで食べたこのシチューは、今ジビエ(狩猟で捕られた野鳥など野生の動物の肉)シーズンなので、キジの肉と煮込んだものでした。

2月の料理教室では、レンズ豆のポタージュを作りますので、見かけはもう少し綺麗に仕上がると思います。とにかく健康のために最高の食材ですので、小さいころからこんな料理を子供さんにも食べさせてください。勿論、食物繊維が豊富な料理なので、女性の美容によいことも一目瞭然ですね。

そして、もうひとつがアボガドをメインとした万能ソース。私はできるだけ冷蔵庫にいつも準備しておきます。日本でならば、お豆腐、納豆、お寿司、サンドイッチなど、ありとあらゆるものに加えることが出来ます。パスタのソースにしても美味しいです。

何度もアボガドについては紹介しているのですが、アボガドは食べる美容液と言われるほど美容に最高の食材です。オリーブオイルやレモンと一緒に食べるとより効果的。皮膚がドライで困っている人など、毎日食べることできっと違いが見られると思います。

お料理教室では今後も簡単で効果的な美容のためになり、しかもヘルシーな料理を紹介してゆきたいと思っています。どれも大人のためのものでなく、お子さんから消費した方がよいものばかりなので、子育てに励んでいる方にもお薦めします。ちょっとしたことで効果大のレシピを集めて行きませんか。

chiho

2011年01月22日

週末は青山のマルシェ

皆さま、寒い日が続いていますね。
スペインも今週末は寒波の予報が出ています。

でも、22日、23日、東京・青山のマルシェがいつものように開催されております。寒いと思いますが、寒からこそ美味しいお野菜や果物、色々な食材が並んでいると思います。勿論、パワジオ倶楽部のオリーブオイルも登場!まだアーリーハーベストを試していないお客様、ポルトガルのオイルが欲しい方、今週末がチャンスです。

岡井路子先生から直接説明が聞けますよ~
マルシェで彼女が寒さは吹き飛ばしてくれていると思います。

chiho

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