今日はアンティーク好きなお客様がご来店。
私もアンティーク家具や伝統工芸家具が大好きなので、好きな者同士でワクワクでお話をしました。共通の会話がある人との、交流は何より嬉しいものです。パワジオ倶楽部は、もともと古い家具や建築資材が豊富だったので、今でもその時からのお客様が、古いものを探しに来てくださいます。今古いものは数少ないのですが、最近益々古いものを探してこられる方が多いように思います。来年はもう少し古いものを、再びラインナップに加えられるよう努力しますね。
本日お嫁入りが決定したカップボードはこちら。
フランス製のオーク家具。この時代は、しっかりとテーブルについてお食事をする文化が進んでいたので、家具もカトラリーがしまえて、折りたたみ式。機能性を重要視しています。
多くの人に、古いものに囲まれて生活する心地良さを、知っていただきたいと思います。長い歳月が営んだ言葉では表現できない趣が、古い厳選されたものには存在します。人間としての価値を高めるためにも、高いものではなく、質の高いものにこだわることは、大切だと思っています。
こういう家具は、こんな風に今でも由緒あるレストランやカフェで使われ続けています。100年以上全く問題なく使われています。そういうモノを大切に丁寧に作ることは、とてもすごい仕事だと思います。使い捨ては、どんどん消えて行くといいですね。因みに、こちらはスペイン、マドリード王宮前にあるCafe de Orienteという有名カフェ。
この家具の嫁ぎ先でも、きっと沢山の人の暮らしが豊かになる空間に、この家具は収まるはず。いい嫁ぎ先が決まって、一安心です。
chiho