日本のリンゴほど美味しいリンゴはないと私は個人的に思っています。
ヨーロッパ各地のリンゴでいいなぁ~と思うものは、独特の酸味を含んでいて、調理をするとそれが旨さのキイポイントになるように思います。
義父はリンゴの産地出身だったので、その土地を訪れた時、実っているリンゴの小ささと酸っぱさに驚いたことを憶えています。それらのリンゴは食用というよりも全てリンゴ酒として加工されてしまうので、日本のように生のリンゴを剥いて食べるような機会は少ないというよりも、まず見かけないのです。
日本中リンゴの産地は沢山ありますが、私は地元群馬で今回は酸味の感じられるリンゴを探してみました。
陽光という種類が一番酸味があって私が求めていたものでした。
ふじもちょうど食べごろ。甘くて蜜がたっぷりと入っていて本当に美味しい!でも、やっぱり酸味を求めていた私は、最後の最後の陽光を買いこんで来ました。
このリンゴは、このシーズン作っておきたいリンゴとトマトのコンフィチュールのために購入しました。形が崩れにくく酸味があるリンゴとトマトの酸味がピッタリと合うのです。そして、必ず必要な材料がスペイン産ペドロ・ヒメネスという品種のぶどうから出来たヴィネガー。50年熟成されたヴィネガーがブレンドされているので、独特の芳香をもち、特にデザート作りで活躍してくれます。
1本 1,800円でパワジオ倶楽部で好評発売中です。
もちろん、バターではなくてオリーブオイルを使ってコンフィチュールは作っていますので、より健康的だと思います。これはある修道院で発見したレシピなのですが、12月に販売になる予定のスペイン料理本の中でも紹介することが出来ました。興味のある方は12月までお待ちください。
chiho