パワジオ倶楽部での漬けもの教室は大成功だったようです。
参加してくださった皆様どうも有難うございました。スペインからブログを通して覗いていても楽しさが伝わって来ました。
11月には新しいオリーブレシピを伝達したいと思っております。オリーブはスペインの漬け物と思っていただければ理解しやすいのですが、日本の漬けもの同様千差万別。地域地域で好みも違いますし、味付けにバラエティがあります。昨年はトレドとマドリードで教わったのですが、今年はもう少しポルトガルに近いエクストレマドゥーラ地方の漬け方を教わっています。
早速それを試すために、昨日はオリーブ泥棒まで実施してきました。マドリード近辺のオリーブは美味しいものがあるにも関わらず、漬けもの作りはもう面倒なものになってしまったので、結構ほったらかし状態の樹がたくさんあるのです。
荒れ放題のオリーブの樹から収穫したので、枝に引っかかりまくり髪もボサボサ状態ですが、40分程度で4キロ半くらい実が収穫できました。この地域の品種は実の先が少し尖っているタイプのオリーブでコルニカブラと呼ばれるものです。オイルにするととても高級なオイルができますが、きっと漬けものにしても美味しいと予想しています。
ご存じかもしれませんが、オイル用のオリーブと漬けもの用のそれは品種が違います。かと言ってオイル用のオリーブを漬けものにしてもとても美味しいのです。残念なのは果肉が少ないこと。でも味はとてもいい場合が多いです。
まずは洗ってからバケツに入れ、水と苛性ソーダであく抜き。それぞれの材料の分量もスペイン式ですから非常に大雑把。
これが苛性ソーダを入れたばかりの様子。あくが抜けると泥水に入っているように茶色になります。それを洗浄して塩漬けになりますが、今年は新しいものを入れて漬けています。明日はその続きをご紹介します。
chiho