オーガニックベビーオイル『オリビア』入荷しました!
すっかり秋らしくなりました。
朝晩はすごく冷え込み、スペインでは早速零下を記録した地域があるくらいです。
ところで、計画していた赤ちゃんからの上質オーガニックオリーブオイルやっと販売開始となりました。
スペインでは極当たり前に離乳食から子供はオリーブオイルを摂取しています。めったにアトピーなどの症状が出ている子供を見ないので、きっと環境汚染があまり酷くなく、家族でオリーブオイルを使っているからだろうなぁと、私は勝手に思っています。
あまり難しい話をここでしたくないのですが、なんと母乳に含まれている脂肪とオリーブオイルの脂肪は非常に類似しているのだそうです。簡単に言うと、脂肪は、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸にわけることができるのですが、飽和脂肪酸は太りやすく摂取量を出来るだけ控えるべきな脂肪。摂り過ぎは害になる脂肪です。一方不飽和脂肪酸は、健康のために摂取した方がよい脂肪酸で、オメガ3,6,9と区分できます。オリーブオイルはオメガ9.他にイワシの脂質も不飽和脂肪酸になります。オイルの中でもオリーブオイルやアボガドオイル、ごま油が薦められる理由はここにあります。
赤ちゃんが成長するためは、成人よりも脂肪の摂取量を多くする必要がありますが、量ではなく脂質のバランスが重要となります。飽和脂肪酸、一価不飽和脂肪酸、多価不飽和脂肪酸の比率が、4対3対1であることが理想的だそうですが、それは母乳の脂質構成比率に似ているのだそうです。
そして、なんとそんなバランスを自然のまま形成しているのがオリーブオイルなのです!!!
これは本当に驚きの事実。古代から万能薬と言われた理由のひとつです。
これは意外と専門家の間では知られている事実なのですが、実際日本でどこでも簡単に手に入るオイルのクオリティーは非常にグレードが低いとしか言いようがありません。生産地のスペインでもよくこんなオイルを使えるなぁと思うケースがありますが、こちらではオイル=オリーブオイルですからあまり美味しくなくても普通に使われており、生活がオリーブオイルで統一されているので、他の食事のバランスが悪くてもオリーブが補ってくれています。
日本の場合、通常の生活の中で繊細な日本料理がメインになりますから、質の低いオリーブオイルでは臭くて話になりません。まして赤ちゃんの離乳食に入れたら、酸化した匂いと苦さしか強調されません。だから日本で離乳食の中にオリーブオイルを取り込むことがなかなか出来ないのだと思います。
そんな問題を解決するために選ばれたのが、このベビーオイル。計画しはじめてから1年半くらい時間がかかりましたが、当初計画していなかったオーガニックなオイルで企画が実現しました。写真に載せているものは、ポンプ式で1度プッシュすると2mlのオイルが出るようになっています。赤ちゃんがその成長とともに必要とする量を、お母さんが簡単にコントロールできるようデザインされています。
また、このオイル赤ちゃんから使えるもので、身体がデリケートな老人にもお薦めです。
それから誰よりも上質のオイルを摂取する必要があるのが、母乳を与えているお母さんです!質のよいオリーブオイルを使ってください。日本にある加熱して精製されたサラダオイルなどは、健康を考えると実は問題外のオイルです。どんどんできればオリーブオイルや上記のアボガドオイル、ごま油にオイルは切り替えることをお薦めします。
chiho