皆さま、暑中お見舞い申し上げます。
スペインはかなり前から猛暑になると予告されていたのですが、その予測がぴったりと当たるすごい暑さの夏を迎えております。南部では夜になっても30度以下にならない地域があるそうです。どうやって寝ているのでしょうか?日本ほどエアコンも普及していないので、大変な人がかなりいると思います。
今日は先日ポルトガルのポルトの街で訪れた市場の様子をお伝えします。
女性の身体の大きさに驚かれるかもしれませんが、ポルトガルの女性はどこへ行っても働きものだなぁと私は思います。畑でも女性の人の方を多く目にしますし、工事現場などでも結構女性が見当たります。スペインでは考えられないようなところで女性が仕事をしていることが多いのです。
このマーケットはポルトでは一番伝統のあるところのようですが、あまり活気は感じられませんでした。夏休みということもあるのかもしれませんが、やはりこういうマーケットも伝統的スタイルを保持しながらある程度リニューアルしないと、人足はどこか新しいところへ向かってしまうのかもしれません。
これは現地では漬けもの屋さん。オリーブとスパイスが取り扱われています。ポルトガルの植民地はアジア、特にインドとの取引が重要だったので、スパイスも豊富。スペインとの大きな違いです。オリーブの漬けものについては、種類がスペインの方が多いように思います。スペインは産地やアレンジ別に色々とあります。ポルトガルのよいところは、苛性ソーダを使っていないナチュラルな漬物はそれが明記してあること。独特の苦みと風味が残っていますが、慣れてしまうとこれが病みつきになるのです。
9月に入ると暖かい地域ではオリーブの収穫が始まります。これはほとんどが漬物用になると思うのですが、特に大きいものが早く収穫されているようです。
昨年から私も本格的にオリーブの漬物を漬けるようになりました。今年も既にマスターしたい漬物を幾つか発見しているので、ひとつでも新しいつけ方を学びたいと意気込んでいるこのごろです。
勿論、瓶詰めの美味しい日本に輸入できるような、美味しい漬物も継続して探していますよ。
chiho