夏メニュー III じゃがいも
今回のメニューは省エネとは言えませんが、じゃがいもさえ茹でればできる料理を2種類ご紹介します。どちらもスペインで頻繁に食べられているじゃがいも料理で、夏は特に食べたくなります。
これはパタータス・アリオリPatatas Alioliと呼ばれる料理で、マヨネーズのにんにく入りアリオリソースが使われています。普通にEXヴァージンオイルのマイルドタイプと生卵を使って、ハンドミキサー=ブレンダーでオイルと卵を攪拌四マヨネーズを作るだけ。シンプルなマヨネーズとの違いは、攪拌中ににんにくをひとかけいれるだけ。私はにんにくがあまり好きでない方なので、強烈な香りになりすぎないように、にんにくをちょっと湯通しして使います。塩とヴィネガーで味の調節をしてアリオリソースは完成です。
卵一個に対してオイルはグラス一杯くらい使います。驚く量だと思いますが、これが美味しさの秘訣。EXヴァージンオイルだけではキツイと思う方は、ピュアオイルと半分づつくらいにするのがいいでしょう。
イタリアンパセリのみじん切りを加えるとフレッシュ感が増しより美味しくできます。写真のモノはドライパセリを使っていますが、ドライでも十分美味しくできます。要注意なのは、生卵を使っているので気温に注意しないと、夏の間はすぐに菌が発生し食中毒を起こしやすいので、完成したマヨネーズはすぐに冷蔵庫に入れ、その日のうちに使いましょう。
こちらはポテトサラダ。
これもじゃがいもは茹でるだけ。じゃがいもと一緒に卵も茹でてしまってください。適当な大きさにじゃがいも、新玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、ゆでたまごをカットし、EXヴァージンオリーブオイルとソレラヴィネガーのようなシェリーヴィネガーで和えるだけ。勿論、味付けはフロールデサル(海塩)。好みで胡椒を挽いてあげるのもいいでしょうが、上質のオリーブオイルの場合はオイルの香りが素晴らしいので、胡椒は必要ないと思います。その代わりにイタリアンパセリまたはバジルを少々オススメします。
どちらも簡単で子供から大人まで楽しんでいただけるじゃがいも料理です。お試しください。
chiho