しばらくオイルの製造法の説明が続いたので、少しオリーブを使った食事についてお話します。
12月にいちばん搾りのオイルを入荷しますが、一番搾りでデカンテーションを全くしていないオイルなので、食べ方も工夫が必要です。パンなどにつけると間違いなく美味しいと思いますが、日本料理ではどんなものがマッチするのか、これから色々トライすることになります。間違いなくお豆腐や漬物には合うと思うのですが、お刺身などはどんな味になるか興味深いところです。
私は今年エリカ・アンギャル女史の本を読んでから、サラダにはアボガドをふんだんに使うようになりました。良質のオリーブオイル同様、『食べる美容液』ということですから、しっかりと食べています。写真でご紹介しているサラダには、ローマンレタス、トマト、ビーツ(赤かぶ)、スタッフドオリーブ(アンチョビ入り)、フェッタというギリシャのチーズが入っています。
ドレッシングは勿論ポルトガルのオリーブオイル『キンタ・ド・コア』とソレラ・ヴィネガー。
少しオレガノとバジルが掛かっていますが、オイルの香りを壊さない程度。
こういうフレッシュさが重要な生野菜の場合、塩はフロール・デ・サルを使うことがとても大切。
野菜の旨味を最高に引き出してくれます。
chiho