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売り切れ状態でしたが、やっとお皿を最近入荷しました!
ただの四角いお皿に見えますが、このお皿は、オリーブオイルを入れる専用のお皿なんです!
パンなどにオリーブオイルをつけて食べるときに、一度オイルをお皿に移す時に使用したりします。
普通のお皿じゃダメなの??と思われるかもしれません。
もちろん、普通のお皿でも大丈夫なのですが、お皿によっては
オイルがお皿にしみ込んでシミのようになってしまうこともあるんです。
でも、このお皿はオイルがしみ込みにくくなっていて、それがまたこのお皿の特徴となっています。
以前お買い上げいただいたお客様に、小さすぎず、大きすぎないサイズなので、
テーブルにおいていても邪魔にならないちょうどいい大きさだよ、と嬉しい報告を
聞かせていただきました。
そして、よく見ると、左側の四角いお皿の中央に、細かい溝がいっぱいついています。
これは、ニンニクなどすりおろすのに使用するための溝で、すりおろした後、オイルを
四角皿に注げば、それだけで簡単にニンニク風味のオイルが出来上がります。
*左側の四角いお皿の拡大写真(見にくくてすみません!!)
もし使用しないときでも、もしフロル デ サルの225g陶器入りのお塩をお持ちの方は
受け皿としても置いておいてもとてもとてもおさまりがいいですよ☆
というのも、このお皿は、フロル デ サルを作っている会社が作ってくれているからなんですよ。
オリーブオイル専用四角皿(溝あり・溝なし)
price/¥1,365(税込)
size/縦・横10cm 高さ1,2㎝
佐野
絞ったばかりのグリーンなオイルのお話です。
通常オリーブオイルは絞った後、デカンターというタンクの中でデカンテーションという工程を施します。これはオイルに含まれた澱をタンクの下に沈殿させ、よりピュアなオイルを作るための重要で手間のかかる工程ですが、このようにデカンテーションされたオイルはよりマイルドで上品のものになります。
こういったデカンテーション工程を全くせず、ジュースのような状態のオリーブオイルを即ボトル詰めして販売する、最近グルメの間で注目されているグリーンなオイルも存在します。但し、このようなグリーンなオイルは、グルーンの実を絞って作られるため生産量が少なく、1年のうち2,3週間の間しか生産することも出来ません。昔は生産者でなければ知れない貴重品だったはずです。
パワジオ倶楽部では、2009年度からこの一番搾りの高級オリーブオイルを生産している会社と契約。クリスマスくらいには、皆様にこの素晴らしいフレッシュ感と、オイルとは違うまるでソースのような食感のオイルをお届けする予定です。私は早速10月のはじめにこのオイルの搾りたてのものを試飲させていただきました。オイルよりもずっとフレッシュなグリーンの香りと味、そして独特の食感の虜になりました。普通のオリーブオイルとは違う使い方ができるはずです。
オイルにはこのように季節が生むオイルの種類の違い、オリーブの木の種類の違いが生む個性的な香り、設備の違いが生む酸度の違いなど、本当に詳しく調べてゆくと違いがあります。
この一番搾りのオイルは最高級のクオリティー。勿論、酸度は0.1度これ以上低くできません。
今回ご紹介したオイルの興味深いもうひとつの特徴は、使われているオリーブの種類がその香りの良さから、通常漬物用に好まれて使われること。多分、テーブルオリーブとして漬物で食べるオリーブの中でも一番美味しい『マンサニーリャ・カサレーニャ』というタイプです。マンサニーリャとはスペイン語で、まるでリンゴのように実をつけるので、こういう名がついていますが、本当にコロコロとした可愛い実りで、農園の様子にも感動しました。
chiho
毎回ご好評いただいている岡井先生のオリーブセミナーが、
少し暑いくらいの晴天の中、開催されました。
各メディアでご活躍されている岡井先生に教えていただく今回のテーマは、
“おいしいオリーブの新漬けの作り方”です。
まだ青く、みずみずしいオリーブの実を使って作ります。
下の写真は選果といって、新漬に向くキズのないオリーブを
ひとつひとつ選び出しているところです。
今回は作業工程がわかるように、4つのガラスの器に
それぞれ時間経過の異なるオリーブを入れて、見比べてもらいながらの説明となりました。
右から、 ・水に苛性ソーダを溶かして、3~6時間置いたもの。
・渋抜きが完了したもの。
・水換え2日目のもの。
・新漬けの完成品。
水換えの様子。だんだんと水の色が変わっていくのがわかります。
一番右が水換えが終わった状態。
わからないことがわからないままにならないように、作る工程の合い間合い間に参加者の
皆さんからの質問をお受けしながら進行。
そして実際にパワジオ倶楽部のスタッフが初めて挑戦し、出来上がった新漬けを
参加者の皆さんに試食していただきました。
(試食していただいたものは3%濃度の塩水に漬けたものです。)
「美味しい」とたくさんの方が言ってくださって頑張って挑戦した甲斐がありました。
セミナー終了後には、パワジオ倶楽部自家製の新漬けを、お土産としてお持ち帰りいただきました。
今回のセミナーでは岡井先生に新漬けの作り方の他にも、
メープルシロップ漬けや塩漬け、オリーブの木の育て方や
実を多く付けるためのポイントなども教えていただき、
多くの方に喜んでいただけたのではないでしょうか。
参加者のおひとりおひとりに直接感想を聞くことはできませんでしたが、
参加されたある方からは、「本で見るのと、実際に教わるのとではわかりやすさが違うわね」と、
言っていただけて、本当に嬉しく思いました。
私にとっても、オリーブの新たな魅力を知ることができ、とても勉強になりました。
今後も改良を重ねながら、オリーブセミナーをはじめ、多くの皆さんに楽しんでいただけるような
イベントをスタッフ全員で企画していきたいと思っています。
今回のセミナーに残念ながらお越しいただけなかった方も、
その時はぜひご参加ください。お待ちしております。
それでは最後になりましたが、ご参加いただきました全ての皆様、
ありがとうございました。 そして、お疲れ様でした。
かわぐち
10月18日に開催されたオリーブセミナーは、大好評で終了させていただきました。スタッフからの報告をどうぞお楽しみに。
前回のリポートの続きになりますが、どんな風にオリーブが識別されているのか、その様子をご紹介します。
写真のように5,6人の人が携わりながら、大きさ、また成熟度を確認しながら実を選別してゆきます。
これはまだ選別する前の状態で、いろいろな大きさの程度の違う状態のものが混ざっていることもわかりますし、これから洗浄が行われ葉や砂は取り除かれます。
そして、この3枚目の写真が漬物用として選別されたオリーブの実です。
完璧にサイズ別に区別されていることがわかると思います。
こんな風に漬物用のオリーブも収穫されたその日の内に分けられ、早速アク抜きの工程が始まります。
オイル用の実はもっとずっと小さいのが特徴ですが、通常こんなグリーンの状態のものは、グルメ用の特別なオイルの場合しか搾りません。もっと黒く熟れた状態のものの方がオイルの含有量が多いので、普通オイル用の実は11月に入ってからが本格的な収穫となります。
10月中のグリーンな実を絞ったオイルについては次回。
chiho
パワジオ倶楽部でもうすぐ漬物教室が開催されますが、スペインでもオリーブは収穫され漬物にされるシーズンです。先日漬物用のオリーブの様子を見学して来ました。
今年は雨が降るべき時に降らず、かなりはずれた雨の降り方だったので、あまり良い収穫とは言えないそうですが、私が見る限りプリプリの素晴らしいオリーブが出来上がっていました。漬物の場合も、良質なものは、収穫後すぐに漬物工場へ運ばれ、洗浄(汚れや葉が落とされます)、大きさと熟し具合に合わせ実は選別、最終的に苛性ソーダの中でアク抜きが実施されます。
(写真のオリーブは工場に届いたばかりのもの。選別もしてありませんが、素晴らしい品質です)
味付けなど色々あるようですが、企業秘密の部分も大きいので、細かいところは想像するしかありませんが、このシーズン村中の人がオリーブ狩りに携わっているような印象を受けました。
漬物用のオリーブの収穫は、オイル用のものよりもデリケートな作業になるので、『枝からオリーブを絞りとる』と表現されますが、まさしく絞っているように実が収穫されます。首から籠を下げて、その中に実を入れて行く方法と、軽く枝を揺すって実を落とす方法、両方を実施しないと収穫が追い付かないそうですが、工場で実は何段階にもわたって細かく選別されていたので、これで高級なものと普通なものの違いがハッキリと分かりました。
つづく
chiho
以前、パワジオ倶楽部のコーディネータの方に
テラコッタの壷をご紹介していただきましたが、
今回はパワジオ倶楽部の壺をご紹介しいたいと思います。
・ティナハ(ワイン壷) ・ティナハ(ワイン壷)
good number/FO108-33 good number/FO001115
price/税込367,500yen price/税込63,000yen
size/H175×φ80㎝ size/H130×φ60㎝
テラコッタの壺はオリーブの樹にも合いますね!
近くで見ると、表面は味のある色味と
独特の風合で、実際に観賞用ではなく
道具として使われてきた壺の歴史と深みが
にじみ出てるようですね。
ティナハナは、お店の正面に飾ってあるものも
あるので、お店の外を通りかかった時にでも、きっと
大きな壺が見えると思いますよ!
佐野
昨日スペインのニュースでコメントされた内容をお知らせ致します。
現代の子供たちの食生活の質の悪さは、先進国で非常に懸念されているテーマのひとつ。ファーストフードやジャンクフードの身体への悪影響は毎日のように、必ずテレビや新聞で語られているようになりました。まずは肥満問題から始まった話が、今は精神不安定へと変わり、子供のうつ病など深刻な問題となっています。
そんな中昨日のニュースでは、朝一番にスプーン一杯の良質のエクストラ・ヴァージンオイルを摂取することで、血管がオイルによって保護され、血液循環も改良されるので、子供たちの精神不安定が解消されるというのです。
確かに身体が正常に動き始めたら気持ちも良くなりますよね。
すべての子供の精神問題が食生活から来ているとは思いませんが、確かに食生活が精神に多大な影響を与えることも事実。オリーブオイル一杯で子供の身体が保護され、より順調に機能するよう役立つのであれば、これに越したことはありません。
地中海沿岸でオリーブオイルは離乳食にも欠かせないとお知らせしたことがありますが、幼年期骨の成長のために効果的であることも実証されている事実。それに今回のように血液循環にまで効果があるとなると、本当に子供のために欠かせない食材のひとつかもしれません。
私の知り合いは冷え性で、靴下をはいて寝ていたくらいなのですが、1年以上毎日オイルを摂取することを欠かさず実施するようになってから、靴下がいらなくなり、いつも比較的冷えていた手足の先端が温まるようになったそうです。これもきっとオリーブオイル効果なのだと、昨日ニュースを聞きながら納得してしまいました。
それに、スペインではほとんどアトピー症の子供を見かけないのですが...日本がそんなに汚染されているのか、添加物漬けになっているのか心配していたのですが、そうではなくてオリーブオイルを小さい時から摂取している違いかもしれませんね。これについては、今後ももっと調査をしてみます。
写真はオリーブ公園で遊ぶ子供たち
chiho
今は便利なステンレス製のタンクがありますが、古代から極最近まで(日本で言う戦後まで)オイルやワインは、テラコッタ製の大きな瓶などに保存されていました。どんな味だったのか想像が膨らみますが、今でもこんなテラコッタで保存されたオイルやワインは限られたところで存在します。
私はこの古い瓶が大好きで、古いテラコッタがないパティオや地中海式のガーデンには、魅力が欠落しているように感じてしまいます。長い時間が作り上げる独特の魅力のある風合いが、より植物や建物を美しくしてくれると思いますし、ただ古い瓶があるだけでその空間の雰囲気が落ち着いたものになり、人をリラックスさせてくれます。オリーブの樹にも、そんな効果がありますね。
パワジオ倶楽部にも、そんな贅沢なテラコッタの古いものがいくつか存在します。どれも1点ものなので是非一度ご覧になって下さい。
先日ある知り合いからある高齢者施設にこのような古瓶を置きたいと話がありました。
座ったきりの人、ベッドから起きられない人、そんな方々の心を安らかにしてくれる風景作りに、こんな物語を語っているような古いオブジェを使っていただけたら、はるばるスペインから旅した甲斐もありますね。
写真は大好きなプチホテルから
chiho
日に日にオリーブの実が変化していますね。
お家でオリーブを育てている人にとって、この季節は最大の喜び。毎日少しづつ変色してゆくオリーブの実は、あまり大きくならなかったものも、プリプリに大きくなっているものも、確実に変色して行きます。
スペインは世界一のオリーブの産地ですから、すごい数のオリーブがそこら中にありますから、どこへ行っても実が生っているいるような印象だと思いますが、都市近辺のオリーブはかなり放置されているものもあり、そういう手入れの施されていないオリーブには、全く実がなっていません。
今日は近所の公園にあるオリーブをご紹介します。
古い井戸がより趣を与えてくれますが、日本にはない風景ですが、手入れが行き届いている庭を見ると日本の灯篭があってもオリーブはすごく合うなと思ってしまいます。
可愛い大きくならなかった実が変色し、素敵な紫色になっている姿を発見しました。
あまりにも可愛くて明日も見に行きたくなってしまいました。
chiho
今日はネットで面白いものを発見しました。かなり前に発売されていたようで、知らなかったのは海外で生活している私だけかもしれませんが、オリーブオイルのことに興味がなければ知らずに通り過ぎてしまうニュースです。
インスタントラーメンで有名な日清食品の塩ラーメンに、オリーブオイルとバジルが入ったバージョンがあるそうなのです!一度も食べたことがないのですが、こんなインスタントラーメン業界もやはり健康志向になっているのかなぁ~と思います。
どうしてもインスタントラーメンが食べたい時は、最後に極上のエクストラ・ヴァージンオイルをかけるといいと思います。味もよくなりますし、健康のためにもお薦めします。
ところで、エコナオイル身体に良くないことが明らかになり始めていますね。オイルのテイスティングに来てくださるお客様も、何人も健康のためにエコナオイルを使っているという方がいらっしゃいました。その都度、一般的にサラダオイルと呼ばれる日本で使用されているオイルは、精製してあるので熱が加えられたり色々な意味で人工的に加工されているので、なるべく使わずにオリーブオイルに切り替えていく方が健康と美容のためになりますと指導してきました。これでもっと納得して下さる方が増えるでしょうね。
皆さん、人工的に加工されずに果物であるオリーブの実を絞っただけの、エクストラ・ヴァージンオイルの力を是非再認識して下さいね。食生活にオリーブオイルを取りこんでいくと、アンチエイジング(老化防止)効果多大ですから、10年後に大きな違いがあるそうです。
いつまでも若々しくいたい人のオリーブオイルは味方です!
写真は我が家の近くにあるオリーブの様子
品種によっては紫色に変色し始めたものもあります。
気になって毎日のように出向いてチェック中です。
chiho
パワジオ倶楽部では10年来スペイン陶器には非常に力を入れていますが、そのくらいスペインの陶器には魅力があると思います。他のヨーロッパの国々との違いは、アラビア文化の影響が非常に色濃く残っているところ。ヨーロッパでは中国磁器が大流行した時代もあり、ポルトガルなどは特に中国を感じさせるものが多いのに、スペインはやはりアラビア。オリエンタルと言っても中東やシルクロードを思わせる色合いが残っています。
ショップのオープンと共に、タラベラ焼きからプエンテ焼き、アンダルシアのウベダ、グラナダのものも紹介しましたが、ずっと根強い人気があるのは、やはりタラベラやプエンテ。どちらも工房はトレド県に存在しますが、16世紀基本的にアラビア人ユダヤ人がスペイン追放になり、歴史的にもはじめてキリスト教徒の趣味で作り上げられた焼き物工房になります。窯はアラビア人が使っていたものを再利用しています。
最大の特徴は、絵付けの仕方。16世紀、当時日が沈まない国であったスペイン王フェリペ2世の好みに合わせて、わざわざオランダのデルフトから招かれた職人たちが指導。それまで幾何学模様がメインであったスペインには、なかった技法がなんと今から350年くらい前に伝わったのです。
最も伝統的なモチーフは、タラベラ・プエンテ焼きの場合、カントリーサイドでのハンティング風景、または狩猟用の動物たち。スペイン人には、現在でも非常に人気のあるモチーフです。
色彩だけはアラビア人が好んだものが今でも変わらず使われているところが、最大の魅力のひとつ。
遠い昔、中国からアラビア半島に伝わった陶器の流行が、イスラム教徒の手がスペインに伝わり、確実に守られています。
写真は10年以上お付き合いのある工房の様子
エミリオさん兄弟が力を合わせて活動中
焼き物は全てハンドメイドの手描き。
商品についてのお問い合わせは、パワジオ倶楽部へお電話ください。
Tel: 027-254-3388
chiho
〒371-0836
群馬県前橋市江田町277
TEL:027-254-3388
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営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜日