前回、美味しいオイルに合わせるお塩の話をしましたが、今日はそんな伝統ある塩を作っている人たちをご紹介します。
塩職人のフェルナンドお爺さん。この地域で最も塩に詳しい方だそうです。隣にいるのがニコ、塩商人です。ドイツ人のニコは、ウィンドサーファーとしてここポルトガル南部にたどり着き、それから塩の世界に取り付かれてしまったそうでが、これだけ歴史ある塩田が近くにあったら、そうなっても仕方ないかもしれません。
パワジオ倶楽部でご紹介しているオリーブオイルもお塩もヴィネガーも、こんな風に全て現地でどんな人がどんな風に生産するかを確かめてから、ショップでご紹介しています。物が異常に溢れている日本で、本当に良いものを入手するのは大変困難なこと。少しでもバックでどんな工夫がされているのかとか、苦労があるのかお知らせしながら、歴史あるもの、守りたい伝統あるものをお届けしたいと思っています。
塩の花=フロールデサルは、塩田で薄い氷のように浮かぶ結晶を集めていますが、トラディショナル・ソルトは、15日毎にフロールデサルの下にある塩を、同じように手作業で収穫したもの。歯ざわりに違いはありますが、味を区別するのはとても困難!
フロールデサルは料理の仕上げ、トラディショナル・ソルトは調理にと、是非使い分けてみて下さい。
Chiho