オリーブの漬物
皆さん、オリーブは捨てるところがないって知ってますか?
オリーブの実を食べる習慣は日本には元々ありませんが、イタリアン料理好きの方々にはおなじみのおつまみだと思います。地中海では、日本のうめぼしや漬物のような感覚で、毎日楽しまれている食べ物なんですよ。日本では缶詰が一般的に流通していますが、最近銀座のデパート松屋などでは、地下の食品コーナーで量り売りでも販売されており、日本でも少しずつオリーブの漬物が広がりをひろがりを見せ始めています。缶詰だけを知っている人にとっては、塩が強くてあまり美味しいものだと思っている方は少ないと思いますが、採りたてのオリーブの新漬けや丁寧に扱われた漬物は、日本の漬物と同じように美味しいものです。
種は捨ててしまうと思うかもしれませんが、スペインなどでは燃料として活用されています。ストーブで使うと、非常に高温の熱を発するらしく、エコ感覚の優れている家庭ではストーブで利用するようになっています。
木は加工して家具や小物に変身しますし、葉っぱは日本でも人気のお茶になっています。枝はかごとして使えるし、本当に優れ物なんですオリーブは!
写真は、細かくカットを加えたオリーブの新漬け、苦味が残っていて美味しいのです。はじめての時はくせを感じるかもしれませんが、慣れるとこの苦味が旨みになります。
chiho