最近よく炭水化物のご飯やパン、パスタ・麺類は身体によくないという本をよく目にします。
これは糖質が高いという理由から身体によくないという結論ですが、
どういう意味かというと身体は糖質の高い食品を食べると血糖値が上がります。
血糖値が上がると脳から快楽を感じるホルモンが分泌され、満足度や幸福感がアップします。
でも血糖値が下がることで、その効果が弱まり実はもっと食べたくなってしまうのです。
糖質の高いものを大量に食べると、血糖値は急激に上がり、それを元に戻そうとする作用が働き、血糖値は急激に下がります。
これで空腹感がアップしイライラして再び糖質を求めるような悪循環が発生してしまうのです。怖いメカニズムで肥満とも関係しています。
この血糖値の乱高下を『血糖値スパイク』というそうです。
この血糖値の上がり下がり幅が激しいと、糖尿病やガン、認知症、脳梗塞や心筋梗塞など各種疾患や、自律神経が乱れて精神不安定などさまざまな不調をもたらします。
糖質は中毒性が高いのです。
砂糖でこの現象が起こることは理解しやすいのですが、ご飯とパンでも同じような現象が起きるというのが専門家が指摘しているネガティブな部分です。
でも、ご飯とパンや食べたいし、オリーブオイルとパンの組み合わせを止めるなんて、私には到底できないので専門書を読んでみたところ、皆様にもおすすめ出来るアドバイスが色々とありましたので、今日はそれをお伝えしたいと思います。
★ご飯の場合
1.お米は分づき米にするか、白米に雑穀やもち米、昆布、寒天などを入れて炊く。
2.デトックスしたい時は玄米、たまに白米など食べ分けて体調をみる。
3.ご飯を食べる量を減らす。ゆっくりよく噛む。
4.血糖値の上昇を抑えるために、野菜を先に食べる。
5.時には米食を休む。
★パン派の場合
1.小麦のパンではなく全粒粉、ライ麦のパンを選ぶ。
2.クロワッサンを選ぶ。
※糖質は脂肪と一緒に摂取すると血糖値が上がりにくいので、食パンではなくクロワッサンがおすすめ。クロワッサン以外のバターを使ったパンも同じ効果あり。
3.コンビニで販売されている添加物の多いパンは食べない。
★パスタ・麺派の場合
1.蕎麦を選ぶ。特に10割蕎麦。そば粉の含有量が多い方がヘルシー。アレルギーがなければ普通に食べてもいいようです。ただし、糖質自体はうどんと同じくらいなので食べる量は気をつける。
2.ラーメンを食べるときは野菜と組み合わせる。ラーメンライスはNG.
※このデーターは、国府田淳さんの『食事法の最適解』という本を参考にしています。200冊健康本を読み倒し、様々な専門家の意見を総まとめにした本なので、皆様も是非参考に読んでみてください。
chiho