コロナのために世界でパニックが起こり、健康管理の大切さが新たに問われる時代になりました。何より自ら食について知り、健康は自分で守るというスタンスが重要だと思います。かなり前に出版されたベストセラーを皆様にもお薦めしたいと思います。
『世界一シンプルで化学的に証明された究極の食事』津川友介教授(アメリカUCLA大学准教授)著。
この本では世間に健康についての情報があふれていますが、本当に化学的なエビデンスで健康に良いことが分かっている情報が少ないことを指摘。5つのグループに証明されている事実を分類して、究極の健康な食事について語っています。
グループ1でエビデンスのある健康食品として選ばれているのが次の食品です。
① 魚
② 野菜と果物
③ 茶色い炭水化物
④ オリーブオイル
⑤ ナッツ類
茶色い炭水化物とは、精製されていない穀物のことですが、ライ麦やオーツ、キヌアなども入っています。
本の中で世間では成分に注目して健康について語られる事が多いのですが、サプリメントと食品そのものから得られる健康効果は違うので、成分ではなく食品そのものが重要視されています。
地中海式食事法が相対的に病気になるリスクが低いこともコメントされています。
確かに茶色の炭水化物、豆類などの摂取が多く、オリーブオイルを毎日摂取する地中海式食事法は、日本に古来からある食事法とミックスすれば最強だなと思いながら、私は本を読みました。
そして、2006年3月に出版されたアメリカの健康専門雑誌【ヘルス】でも『世界5大健康食品』としてオリーブオイルが選ばれていたことを思い出しました。以下がその5つです。
① オリーブオイル
② キムチ
③ レンズ豆
④ ヨーグルト
⑤ 納豆
日本でも最近レンズ豆は消費する人が増えています。スペインでは週に一回は食べるレンズ豆の煮込み料理やスープがあります。レンズ豆以外は皆さん食べていると思うので、是非レンズ豆も食事に取り入れてみてください。
とにかく、野菜や果物はそのままの形を崩さず食べ、加工品を減らし、上記のような食べ物を出来る限り摂取する習慣は、地中海式食事法などでも証明されているように、健康に長寿という願いを叶えてくれると思います。日本にはなかったオリーブオイルは大きなキイポイントです。
Chiho