ポルトガルは、ヨーロッパでもほぼトップの在来品種ぶどうを守っている国です。
優れたワインというとフランス、イタリアなので、
まさか在来品種が最も多い国だとは驚きですよね。
これは今後研究調査が進むに連れ順位が代わるかもしれませんが、
とても小さい国なのに気候に多様性があるので、
こんなたくさんの種類のぶどうがあること間違いなしです。
そして、これがポルトガルワインの面白さの根底にある事実でもあります。
今日はクリスマスに多くの人の楽しんでいただきたいワインとして、
カームのロゼをご紹介します。
ロゼワインは日本ではまだまだ飲む機会が少ないかもしれませんが、
アメリカでは市場の半分を占めているほど人気です。
フランスでも市場の約30%はロゼが占めており、
とってもポピュラーなワインなのです。
スペインでもワイン好きの人は好んで飲むワインがロゼ、
私も赤よりも軽い飲み心地のものを飲みたい時は、ロゼを飲んでいます。
ロゼの特徴は、赤ワインに使用される黒ぶどうが原料となっていることです。
ぶどうの皮(スキン)を果汁に浸みこませて、
この魅力的なピンクやチェリーのような色を出しています。
カームのロゼワインに使われる品種は、
トリーガナショナルというポルトガル北部・
ドウロ川流域の女王的なぶどうを使用。
この品種は、ピノ・ノワールやカベルネソーヴィニョンなどに匹敵する
最も優れた赤ワイン用の品種です。
写真のようなアロマがあると言われていますが、
あなたはどれだけこのアロマをワインから発見できるでしょうか。
赤いベリー系の香りの中に、繊細な野生の白い花の香りなどが漂っていると思います。
Chiho