スペイン産のはちみつの魅力 (Powerdio Club)

嬉しい事にスペイン産のはちみつの販売を開始することが出来ました。
世界中には千種類以上のはちみつがあるそうですが、
その中でも地中海沿岸の高原植物やハーブが自生する地域のはちみつは、
特に極上のクオリティのものだと思います。

ご存知のとおりパワジオ倶楽部は、作り手のこだわり、お互い顔の見える関係を
大切にしているので、はちみつ探しも味と同じくらい作り手の考え方を重視しました。
モンテス・デ・バルベニーは養蜂を文化として捉えている人達によって作られた会社です。
はちみつ作りの一つ一つの工程を大切にすることが、
最高のはちみつを作る唯一の方法と考えて活動中。
巣箱一つを取っても、設置場所選びにも大変なこだわりを持っています。

カスティーリャ地方では雑草の大部分がハーブと言えるほどハーブが豊富ですので、
ありのままの姿がビオ（無農薬栽培）に近い状態ですので、
たくさんのハーブが自生している場所を選ぶことが可能な恵まれた環境があるのです。

そして、特に有意義だと思うのが、彼らの養蜂文化の伝達活動です。
カスティーリャ地方のあらゆる年齢層の人々に養蜂を教えています。
幼稚園から高齢者団体まであらゆる施設ではちみつについてのレクチャーをし、
はちの存在の大切さを伝えています。
はちみつの歴史は人類の歴史そのもの。
自然の守る意義がはちみつを通じて伝えられています。

採集されたはちみつは、完全な温度管理のもと遠心分離を実施し、
デカンテーションをして瓶詰されます。
加熱殺菌処理は施されていないので、
ミネラル、ビタミン、酵素を理想的な状態で保っている正真正銘の【生】はちみつです。

ハーブはちみつの最大の特徴は香りの豊かさと、後味の心地よい清涼感にあると思います。
日本産のはちみつとは全く違う環境で生まれたはちみつの魅力を、
是非多くの方々に楽しんでいただきたいと思っています。
はちみつが苦手と思っている方も、このようなハーブのはちみつは気に入っていただけるように思います。

最後に食べ方ですが、トーストに上質なエクストラヴァージンオリーブオイルやバターと共にのせたり、砂糖の代わりに紅茶やハーブティーに入れたり、ドレッシングなどにもおすすめしますが、
味噌と一緒に混ぜても美味しいタレになります。
スペインでの定番はチーズとの組み合わせ。
フレッシュチーズでも熟成させたペコリーノチーズのようなものにもマッチします。
ナッツなどと組みわせるとお洒落なデザートになります。