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スペインの田舎で籠を編む叔父さん

日本は雪の被害がひどいものでしたが、スペインは雨と暴風、海岸地帯は潮の大荒れで、膨大な被害を受けております。マドリードでさえも1ヶ月に及ぶ低気圧の停滞があり、雨雨雨のひどい2月でした。1月も記録的に雨が多かったので、北部では12月から雨が降り続いているところもあるくらいです。

今週末はやっと晴れた週末を迎えました。
そんな理由でスペイン中が青空を楽しむための週末となりました。そんな中、田舎で籠をコツコツと編む叔父さんを発見したのでご紹介します。

中世からある町の噴水に、葦のようなものが浸されていました。これは籠または、何か葦で作れるものを作っている職人さんが近くにいることを知らせてくれるサインのようなもの、あたりを見回してみると、案の定叔父さんが通りに座って、籠を編んでいました。

こういう軒下のある民家の玄関口では、シーズンシーズン色々な作業が巻く広げられていますが、地域地域で作業が違いとても面白い発見があったりします。

ちょうど籠を買いに来た人と、おしゃべりをしながら黙々と籠を仕上げる叔父さん。日本でもある風景です。

気になったのは、叔父さんが使っているとんかちのような道具。手作りの道具であること間違いなしなので、ちょっと尋ねてみました。これがないと籠は作れないそうで、『貸してはあげるけど、あげられないよ。』と一言。一見古い葡萄の枝のように見えたので、『素材はこの地域の葡萄の枝ですか?』と尋ねると、『オリーブの枝だよ』と教えてくれました。

こんなところでもオリーブを発見!面白いものです。

オリーブは硬いので丈夫でいいのでしょう。使いこんでいる様子が写真から伝わると思いますが、ちょうどいい重さで、オリーブのとんかちをオーダーしたい気分になりました。素敵な道具でした。

噴水には、色々な活用法があることも新たに発見。
やはり噴水が多い町は羨ましいです。

chiho

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