上等なEVオリーブオイルは10月から圧搾が始まります。今年は秋に入ってから雨が多く、専門家もすごい苦労をしてオリーブの実の状態を確認し圧搾という工程を実施していましたが、実が理想的な状態に熟していることが大切なポイント。一日でもそのタイミングを逃し、気温が下がってしまえば実の状態は悪くなってしまいます。そんな予測するのが難しい自然環境と戦いながら、美味しいオリーブオイルは生まれるのです。
今週アリカンテにある圧搾工房と農園を訪問してきました。勿論、栽培されている品種は自生品種の珍しいオリーブ。各地域に長い間自生している品種をブレンドしているオイルが、私は最も特徴があり美味しく感じます。今週行ったことには理由があり、アルファファレンカという珍しい品種が見たかったから。やっとこの品種が圧搾するコンディションに熟したので、連絡が入り大急ぎで行って参りました。
写真は今年最初のアルファファレンカ種のオイルの仕上り。
オリーブオイルの優れた工房へ行くと、不快な匂いは全くなく食欲がわく香りがしています。味はグリーンとかすかなハーブの香り。デカンテーションをさせてからの出来が楽しみです。
10月末に絞ったブランケタという品種のオイルは1ヶ月デカンテーションしてあったので、ほぼ完成。最高の味でした。次回そのオイルについてと優れたオーガニック農園についてお伝えします。
chiho