2月に出来上がったばかりの2008年もののオリーブオイルを試飲して来ました。10年ぶりぐらいの素晴らしい出来ということを聞いていたので、とても楽しみにしていたのですが、予想以上の芳香でした。キンタ・ド・コアやビスパードの上品の香りが、よりフレッシュに感じられ、一日も早く日本に届くよう早速オーダーして参りました。
2008年のオイルは、カットしたばかりのグリーングラス(草)の香り、グリーントマト、アーティーチョークの風味が強く感じられました。オリーブ農園の中にある大量のアーモンドの木から採れる実の香りも、もっと時間が経過すればより分かり易くなるのかと思いますが、日本で販売されているカリフォルニアのアーモンドと、スペイン、ポルトガルにあるアーモンドは全く違う種類なので、いつか皆様にもこのアーモンドの味を試していただきたいと思っています。生のアーモンドのなんとも言えない風味も間違いなく、このオイルには凝縮されていました。
写真は、いくつかの農園のオイルを試飲している様子です。この男性がフェリペさんでオイル作りの責任者。機嫌が悪そうな顔をしている理由は、秘書の方の気がきかないから。この二人のやり取りを見ていると笑ってしまうのですが、田舎の女の子と都会の男性が口論しているような感じです。こんな素朴さが、この上なくナチュラルなオリーブオイルにも反映されているように思いました。
オリーブの実もまだ残っていました。
ここのオリーブは本当に健康的で可愛いです。こんな小さいオリーブの実からコアやビスパードのオイルは生まれて来るのです。
chiho